①渡航、入国について ②オリエンテーション、授業選択について
①渡航、入国について
渡航の際には、現地に着いた際になぜオランダに来たのか、どの期間滞在するのかといった質問を入国審査で聞かれます。そこで必要となるのが入国許可証です。留学開始までの手続きを進める上で入国許可証や海外保険の印刷した紙などは次第に揃っていくのですが、自身が留学に必要な資金が十分にあることを証明する英文の銀行残高証明書と、アポスティーユ付き戸籍謄本は早いうちから準備をしておくと安全かと思います。
ここからは入国後の話に移るのですが、留学生は現地到着後すぐに移民帰化サービスの施設に行き写真撮影や指紋登録をする必要があります。私は現地到着して1日後にこれらの登録に向かいました。というのも、この登録は早い段階から予約する必要があったのですが、私は予約前に航空券の手配をしてしまい、この予約の空きが到着1日後にしかありませんでした。また、アムステルダムの空港で降りたのですが、そのためだけに重たいキャリーケースを持ちながらロッテルダムという違う都市に行かなければなりませんでした。ですので、私と同じ間違いを起こさないためにも、この予約はできる限り早く済ませて、それから航空券を手配することをお勧めします。加えて、私は前述したトラブルがあったことと、introduction week開始の2日前に現地到着したことが原因で、1日目のオリエンテーションに参加できませんでした。これによる不都合も発生したため、それについては②で説明させていただきます。この件を踏まえて私がお勧めしたいのは、できるのであれば早めにこちらに来てしまうのが良いかと思います。実際、私の現地の友達は皆、授業開始2〜3週間前に到着しており、その間にある程度の現地での生活に慣れることとオランダ国内の旅行をしていたので、入寮開始次第来るのが良いかと思います。
②オリエンテーション、授業選択について
続いて②の内容についてですが、①で述べた出来事について説明させていただきます。オリエンテーション(introduction week)では、初日にフォンティスからバッグが渡されます。そのバッグにはカップやチューリップの形をしたペンが入っているのですが、何より重要なのがSIMカードが入っていることです。おそらく最初の数日はeSIMで乗り切ると思うのですが、このSIMカードは無料で配布されてすぐに専用アプリをインストールしたら使えるため、初日に参加することはとても重要だと言えます。実際、私は初日を欠席したことで周りは初日に出会った友達とすでに仲良くしていたし、何より通信費の心配を早い段階で取り除くことができます。2日目はIBCの学生がグループにランダムで分けられ、そのグループで街中を散策しながら親睦を深めるといったものでした。3日目はキャンパス近くでピザパーティーが行われ、午後はスポーツフェスティバルのような催しがありました。私はこれには参加しませんでしたが、せっかくなのでそこで友達を作るのも良いと思います。4日目はパープルフェスティバルというフォンティス主催のフェスがありました。音楽があちこちのブースで大音量に流れており、その場でご飯を食べたりしながら各々楽しむといった感じでした。最終日の5日目は留学生が一か所に集まり食事をして過ごしました。今、周りを見るとやはり多くは同じ国籍で固まっていますが、私はこのオリエンテーションで仲良くなった友達と過ごせているので行って良かったなと心から思いました。
授業選択については、9月1日から始まりましたが、最初の一週間は好きな授業を体験して次の週にどの授業を受けるか決めるという形なので、自分の学びたいことか見極めて授業を自由に変更することができます。ここは日本の大学とまた違ったシステムになるので、しっかり活用すると良いと思います。私自身も本来の履修内容からいくつか変更しました。アルバイトをすることはないので気にするほどではないのですが、こちらでは授業の時間割は週ごとに変わるため、スケジュール管理は必要になってくるかと思います。