①授業紹介
後期では私は語学の勉強をドイツ語にしぼり、その他にいくつか興味のある講義を履修しました。講義の数としては前期に比べ少なくなってしまったのですが、自由な時間が増えたのでその分タンデムの時間を増やしました。今学期は生徒数が多かったようで、履修したかった授業の人数が多く取れなかったものもありました。
ドイツ語の授業はランク別に3つ履修しました。意図したわけではありませんがそれぞれの授業内容が文法、Speaking、Listeningを中心とした授業内容で、バランスよく学ぶことが出来ていると思います。前期、後期と授業を受けドイツ語を学んで、やっと少し自分の語学力に手ごたえを感じてきたように思います。確実に成長していると感じた事はListeningです。前期の授業では先生の言っている事が理解しきれず、課題がわからなくて出遅れるといった事があり、とても焦りを感じていました。今は理解はもちろん、その出された課題について自分なりに掘り下げる余裕も出てきました。Speakingの授業ではよく様々なトピックについてディスカッションをしたり短いプレゼンテーションをしたりします。一度授業で映画を一つ見て、その内容についての感想や意見を手紙の様式で書くという課題があったのですが、その映画はドイツで暮らすトルコ人の家族の話で、移民として暮らす人々の様々な葛藤が描かれていました。ドイツとトルコの文化の違いはもちろん、考え方、特に家族それぞれの葛藤に関しては考えさせられるものがありました。様々な言語が飛び交うこのような映画は決して日本を舞台では作れないと思うし、深く考えたいテーマだと思いました。
②クリスマスマーケットについて
クリスマスマーケットは12月末に行われると思っている方が多いと思いますが実は11月からだいたい12月23日ぐらいまで、つまりクリスマス直前まで開かれます。肝心の12月24,25日はというとドイツでは日本でいう年末で、みんな実家に帰ります。ドイツ人にとってはクリスマスまでが一番楽しく、アドベントカレンダーをめくりながら過ごし当日には実家に帰って家族でパーティをするのです。
もう10月にもなるとクリスマスの飾りつけやプレゼントが売られ始めるほど、ドイツではクリスマスは大きな行事であり、私もその空気に乗って様々な場所のマーケットに行きました。売っているものや食べ物はどこのマーケットもだいたい似ていますが、雰囲気やマーケットの規模は様々でとても楽しいです。グリューワインのカップも場所によってとても魅力的で、気に入ったカップは持って帰りました。
一つ私が行った中でおすすめのマーケットを紹介します。Siegburgというところであるマーケットで、DuisburgからはREで乗り換え一回、1時間半弱ほどで学生証があれば無料で行く事が出来ます。ここでは中世の時代をモチーフにしたマーケットが行われており、なんと電気やプラスチックは使われておらず、全て火や紙が使われています。メリーゴーランドも人力で、明かりもロウソクです。マーケットならではのイルミネーションがないので少し寂しい感じもしますが、中世独特の神秘的な雰囲気のあるマーケットです。中世のマーケットというとEsslingenというところが一番有名なのですがDuisburgからは少し遠いので、ここならお手軽に行く事が出来ます。
Siegburgのマーケット 服装や言葉も中世風 猪の丸焼き 電気が使えないので火で炙って売っていた