試験について
リネウス大学では様々な試験形式があり、また授業によって異なるので私も全ては把握できていません。ですので、今回は私が経験したものについて記述していこうと思います。
– Take-home exam
ホームイグザムは、簡単に言うと日本でレポートと呼ばれるものと同じです。指定されたトピックについて関連する文献を用いながら指定された量の文章を書き、期限内に龍谷大学でいうmanabaのようなものに提出します。もちろんクラスによって異なりますが、アサインメントやレポートに比べてホームイグザムは比較的提出期限が短いことが多く、私が今まで受けた中で最短のものは37時間以内にSection A, B (A: 7つの質問のうちから3つを選んでそれぞれ400 words以内で答えること、B: 与えられたトピックについて1200 – 1500 wordsで答えること) に回答して提出することが求められました。
– Written exam
これは筆記形式のテストで、私のクラスの場合はいくつかのグループに振り分けられ、それぞれ異なった会場に行くよう指示されました。私は普段はpubとして使用されているキャンパス内の大きな建物で試験を受けたのですが、周りには他の科目を受験している人たちがおり、不思議な体験でした。制限時間は4時間でもちろん話すことは禁じられていますが、飲食(バナナやりんごなどの軽食)は認められていました。テストの内容は10問前後の選択肢問題と数問の筆記試験で、辞書の持ち込みは許されていませんでした。
スウェーデンについて
スウェーデンに到着してからちょうど半年が過ぎたので、今回はスウェーデンについて私が感じたことを書いていきたいと思います。
まず、スウェーデン人はかなりシャイな人が多いと思います。もちろん人によって異なるのですが、一般的にパーソナルスペースを広くとります。例えば、バスで4人がけの座席に誰か1人が座っていたら、そこにはほとんどの場合それ以上誰も座りません。そのため、先日オランダ人の友人がバスに乗ると、席はたくさん空いているのにみんなが立っているのでとても混んでいたと話していました。もうひとつの例として、グループワークなどの際にスウェーデン出身の人たちと一緒のチームになることが多いのですが、打ち解けるまでに他の国から来た人より比較的時間が掛かる気がします。仲良くなるともちろんみんな優しくていい人なのですが、最初のうちは全く笑わなかったりして怖く感じてしまうことがよくあります。
次に、文化について、おそらく前にも紹介されていたと思いますが、スウェーデンではよくfikaをする習慣があります。Fikaとは簡単に言うとコーヒーブレイクのことで、家族・友だち・同僚などとコーヒーやティー、シナモンロール等を囲んでゆっくりお話することです。「スウェーデン で覚えなければならない最も大切な言葉はfika」とよく言われるくらい本当に身近な文化で、私が一番驚いたのは教授のスケジュールの欄にfikaの時間が書かれていたことです。
最後に、キャンパスがあるVäxjöという町について。ベクショーは森や湖などの自然が豊かな一方で、大学から少しバスに乗れば10分程度でcity centreに行くことができるので、いいバランスだと思います。そこには雑貨屋さんや飲食店などが軒を連ねており、私も全てのお店を回ったわけではありませんが、日常生活で必要なもののほとんどは手に入れることができると思います。
試験会場 キャンパス内のお城
Växjö Station 前