Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カトリック大学校
2017年12月号 経営学部 M.M

この留学を振り返って

ついに10ヶ月間の留学生活が終わりましたが、非常にあっという間だったというのが率直な感想です。いくら日本に近い国とは言え政治面での日韓関係の問題もあり、昨年の今ごろは本当に自分が韓国で約一年、無事に生活していけるだろうかと不安も大きかったですが、今思うとそれは必要のない心配でした。留学当初を振り返ると、思いのほか早い段階で現地の生活に馴染むことができ、韓国という国が自分に合う国であったのではないかと感じます。海外で一人で生活することで、離れた家族や生活する上で自分を支えてくれる周囲の方々の大切さを改めて感じ、日本から出ることで、今まで見ることができなかった世界や日本という国をまた新たな視点で客観的に見ることができました。留学をしなければ出会えなかった素敵な友人にもたくさん恵まれ、周囲の人々の支えがあったから無事に留学生活を終えることができたと強く実感しています。10ヶ月という期間は自分を見つめ直すだけでなく、今後、あらゆる面でより成長できると感じるような、自分にとって非常に有意義な時間でした。


帰国後どう留学経験を活かす予定か

韓国での生活をする上で実際に感じたことは、現地の学生は自分の意見を相手に表現能力が高いということです。授業中のパワーポイントを使った発表でも、いかに短い時間で自分を表現できるかを重視し、発表準備も惜しまない点で自分の考えや意見をはっきり伝えることの大切さを学びました。実際、私は「なんで意見を言わないの?」と指摘されることも多々ありました。日本のことについて尋ねられても答えることができない状況が多く、そこで初めて、自分が日本人でありながら日本に関する知識が乏しいことに気付き、韓国に対する理解を深めるには日本についての知識も必要不可欠であると実感しました。留学を終えるとどうしても韓国語を使う機会が減り、留学で学んだことを忘れてしまわぬよう語学の勉強はもちろん、日本についてももっと勉強し、自分の意見をはっきりと明確に相手に伝えることを目標とし、更なるレベルアップに繋げていきたいです。

この留学は、自分を見つめ直すだけでなく、自分の弱みも見つけることができた大事な時間になりました。今まで見えなかった世界を感じ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。失敗を恐れずに何事にも挑戦し、実際に留学生活で学んだ韓国の良さを多くの人に伝えていきたいと改めて思いました。