授業内容
タイも日本と同様で前期(8〜12月)と後期(1〜5月)の2学期制であり、各学期それぞれ15回にわたって授業が行われます。逆に日本と大きく異なる点は2点あり、1回の授業が3時間あること、またグループワークが盛んに行われることです。今学期は週に3日登校して全部で4つの授業を受けています。こう聞くと楽そうに聞こえますが、1回1回の授業がヘビーなのであまり楽ではないです。
4つの授業の内訳は学部の授業が2つとタイ語の授業が2つです。学部の授業はメディア全般の歴史に関するものとソーシャルメディアに関するものです。3時間の授業のうち前半の1時間半は教授によるレクチャーで、休憩を挟んで残りの時間はグループディスカッションと発表を行います。私はあまり社交的な方ではないのでこういったところも日本と違って大変だと感じます。
課題のバリエーションの豊かさも特徴の一つだと感じます。タイ語の講義ではテストを受けたり自分で文を考えて読み上げるだけでなく、グループを組んで自分たちで台本を考えて2分/人(4人グループなら8分)のロールプレイを演じる、というものもありました。専攻科目の講義においても、全15回の講義のうち後半はグループで取り組む課題を進めるのに充てられます。知識自体を問う課題よりもそれをどう活かすかがよく問われていると感じます。
Immigration Division 1 (移民局)にて
学生ビザでタイに滞在する場合は、入国後45日から90日が経過する前にバンコク郊外のチェーンワッタナにある(ドンムアン空港の近く)移民局でビザの延長申請を行う必要があります。
申請から受け取りまでは10〜15分程度であっさりと終わるものなのですが、とにもかくにも人が多い。自分の番が回ってくるまでひたすら待たなければなりません。早い番号の整理券を確保するために移民局が開く前から待機していた、という話を他の留学生からよく聞きました。また、学生ビザに限っては午前中しか受付をしておらず、それを知らずに初めて行った時は失意の中来た道をそのまま帰りました。2度目に来たときは驚異の450人待ちで、施設も夜中まで空いているとのことだったので一度サイアムの方に帰りました。
自分の番が来たら整理券を持って窓口に向かいます。日本の市役所で手続きを行うときと同じスタイルです。窓口ではまず整理券と書類、パスポートを審査官に提出します。このとき、書類が1枚足りないなどの不備が見つかった場合は、待ち時間などお構いなしに容赦なく突き返されます。書類に問題がなければ所定の料金を支払い、ビザ延長の承認を受けます。その後書類とパスポートは事務処理に回されるので窓口の近くで待ちます。5〜10分おきに審査官がA4大のカゴいっぱいのパスポートを持って待合スペースに現れるので、自分の名前と国籍が呼ばれたらパスポートを受け取って手続きは完了です。一度延長すると留学期間終了時までビザの有効期限が伸びるので、これ以降ビザの延長のために移民局を訪れる必要はなくなります。
注意点としては、ごくまれに有効期限が間違った日付で捺されていることもあるので、手続きが終わったらまずその場で書面をよく確認すること。また、一時帰国や旅行用にリエントリーパーミットを取得する人もいることでしょう。ビザ延長前だとビザと同様に入国後90日で有効期限が切れて再度取得し直す必要が出てきてしまうので、ビザ延長後に申請することをおすすめします。