治安、危険を感じたこと、トラブルについて
バンコクの日常生活における治安は、比較的良好です。公共交通機関やショッピングモールなど、一般的な場所では安心して過ごせます。私はバンコク中心部かつ大学の敷地内に住んでいるため、夜間においても一人で歩いていて不安に感じることはあまりありません。ただし、観光客が集まるエリアではスリや詐欺が発生することがあります。例えば、マーケットで値段交渉をした際に、最初の提示額が明らかに高額で驚いた経験があります。
市内の主要道路は渋滞が多く、私はバイクタクシーを主な移動手段として利用していますが、これにも注意が必要です。ドライバーの方がイヤホンをつけていたり通話中だったりして近づいてくる車両に気づかないことがたまにあり、事故に遭うリスクが高いことを実感しました。また、雨天時や空港からの移動でタクシーを利用した際にメーターを使ってもらえず、明らかに高額な料金を請求されたことがありました。このようなトラブルはGrabやBoltなどの配車アプリを利用することで回避できます。
一方で、タイの人々は親切でフレンドリーなことが多く、困ったときには助けてくれる人も多いです。トラブルを未然に防ぐためには、最低限のタイ語を覚え、積極的にコミュニケーションをとっていくことが重要だと感じました。
タイで習い事をする
私は現在空手の道場に通っています。元々小学生のときに4年間ほど習っていたのですが、中学進学を機に辞めてしまいました。交換留学に行くことが決まった後にタイにも空手の道場がいくつかあることを知り、一番行きたかった道場が通える距離にあったため入会を決めました。
稽古は週に1回、月に4−5回あります。場所柄駐在員のお子さんが多く通っているため、運動会などの学校行事がある日は時間が変更になったり休みになったりします。月謝は月2000バーツ(約8000円)で、昇級試験を受ける際には1回につき2000バーツかかります。これは日本の道場と比べると割高です。またこれとは別に道着や防具を購入する必要があります。私は道着やグローブ、脛当てを購入してだいたい3000バーツ(約12000円)ほどでした。全てDecathlonというスポーツ用品店で揃えることができます。
1回の稽古は1時間半あります。まず準備運動で体をほぐし、型や組み手の練習をした後、最後にヌンチャクや護身術の練習をします。体を動かしているときはすごくよく集中できて毎回あっという間に時間が過ぎていきます。平日は机に向かって考え事をしている時間が長いので、こうして雑念を入れずに体を動かす時間が週に1回でもあるととてもいい気分転換になります。