Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

チュラロンコン大学
2024年9月号 国際学部 Y.S

周囲の環境

 チュラロンコン大学はバンコクの中心部に位置しています。サイアム・パラゴンやセントラル・ワールドがあるサイアムへは徒歩で15〜20分ほどで行くことができる上に、チュラ大−サイアム間を結ぶシャトルバスが朝から晩まで走っているため、放課後すぐに買い物に出かけることができます。

 私は現在大学の寮に住んでいます。寮も大学の敷地内にありますが、いかんせん大学自体が広いので、寮から学部の建物へは徒歩で15分ほどかかります。シャトルバスのバス停が寮にもありバスに乗れば5分ほどで着きますが、15〜30分に1度しか来ないため授業時間前はとても混みます。また、寮に停まるバスはサイアム行きのバスとは路線が違うため、寮からサイアムへ行く場合は途中で乗り換える必要があります。

 寮は月13000バーツ(約52000円)で、別途光熱費がかかります。相場と比較すると少し高めであり、水回りの衛生環境や設備面などを鑑みると割高であると感じることもありますが、サイアム至近という立地を考えればやむなしと考えています。

 バンコク内での移動は路線バスを利用するのが一番手頃です。バスの種類によって料金は異なりますが1回8〜25バーツ(約32〜100円)ほどで乗ることができ、東西南北さまざまな方面へと行くことができます。ただ、日本と違って時刻表が無い上に、バスは乗客がいないバス停では停まりません。そのため、乗車の際には向かってくるバスの路線番号を目視で確認し、自分が乗るバスが来たらタクシーを停めるときのように手などを使って合図を出さなければいけません。

 ただでさえいつ来るのかあまりよくわからないバスですが、朝晩のラッシュ時や雨が降っているときはひどく道が混むため、到着が大幅に遅れます。そのため、急義の用事がある場合は決まった時間に来る電車か、渋滞もスイスイ抜けられるバイタクを利用するといいでしょう。

 

タイの映画館

 タイには主に2つのシネコンがあります。ひとつはSF Cinema、もうひとつはMajor  CIneplexです。日本でいうTOHOシネマズやMOVIXのような違いです。

 タイの映画の料金は2Dの通常上映だと150〜300バーツ(日本円で約600〜1200円)ほどで、日本と比べてかなり安く見ることができます。また会員制度を利用すれば鑑賞料金が割引になったり(SF系)、1作品につき1回に限り無料になったり(Major系)ともっとお得になります。

 格安な鑑賞料金と引き換えにか、ポップコーンなど軽食の値段はかなり高めです。ポップコーンと飲み物を購入すると大体250〜300バーツ(約1000〜1200円)ほどになります。サイズは日本のものと比べるととても大きいです。また、ポップコーンに限らずポテトチップスなどの袋菓子もたくさん売られています。

 私がよく観に行くのはサイアム・パラゴン内にあるParagon Cineplexです。IMAXや4DXなどを含む14のスクリーンを有しており、バンコクの中心部という立地ゆえか、プレス向けの試写会やパリ五輪に出場したタイの選手団の慰労会など様々なイベントが催されています。

 

 シネコンに比べると数は圧倒的に少ないですが、関西でいう出町座や第七藝術劇場のような、ミニシアターに分類される映画館がバンコクにもあります。ルンピニー公園の向かいにあるdoc club & pub.は外国映画や往年の名作をよく上映しており、鑑賞の前後には併設されているご飯屋さんでお酒やご飯を楽しむことができます。