Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

チュラロンコン大学
2024年8月号 国際学部 Y. S

渡航・入国について

 渡航準備に関しては、入学許可書の発行が遅かったことがかなりネックになりました。これが無いと渡航日が決められないため行きの航空券が買えず、許可書や航空券なしにはビザの取得も不可能なため、しばらくの間は何もできませんでした。ただ、保険の申し込みやパッキングなど(一人暮らしの場合は退居の準備も)やるべきことはいっぱいあるので、取捨選択をしてやれることからどんどん片付けていく必要があると感じました。

 チュラロンコン大学は国立大学なので、ノンイミグラント-EDビザ(国立の教育機関)を取得する必要があります。ビザの取得に向けて申請書類を記入する際、タイ国内での保証人など、どう書いていいかわからない欄がいくつかありました。私の場合は、空欄にしたまま領事館に持って行き職員の方に指示を仰ぎました。また、必要な書類のひとつに無犯罪証明書とありますが、交換留学の場合は不要です。

 入国の際に特にトラブルは発生しませんでした。ただ、入国審査の受け答えを問題なくできるぐらいの英語力があるのは前提として、「大学生(=นักศึกษา、チュラロンコン大学などの一部大学ではนิสิตとも)」や「留学(=เรียนนอก)」など、自分に関連する事柄について伝えられる程度のタイ語力もあるとよりスムーズに通過できるかなと感じました。

機内食スワンナプーム空港

オリエンテーション・授業選択について

 オリエンテーションは、留学生全体のものと、学部ごとに分けて行われるものの2つに参加しました。留学生全体のものは、ビザの更新方法やキャンパスの案内、クラブ活動など、留学中の学生生活に関わる物事の説明がほとんどでした。一方で学部の方は、上記の内容に加えて授業で利用する講義棟の案内や履修登録の方法など、授業に関連する内容の説明が多かったです。

 履修登録は学校のウェブサイトにアクセスをして行います。独自のシステムのためかなりやりづらさを感じました。また、登録→締切→結果発表という流れを3回ほど繰り返し、授業が始まった後も追加費用を払うことでlate registrationという形で履修登録を行うことができますが、ほとんどの講義は1回目か2回目の募集で満員になり早々に募集を打ち切ってしまうため、期間に余裕があるからと胡座をかかずに早めに登録を終わらせることをおすすめします。また、1回の授業が3時間と長く課題の量も多いため、履修登録では多めに登録して何回か授業を受けたうえで、自分のキャパシティーと相談して必要に応じて履修を辞退する、というのが一番理想的かなと考えます。

留学生全体のオリエンテーション