試験について
私が受講していた講義に期末試験はありませんでした。その代わりに、学期の初めからグループプロジェクトに取り組み、期末の時期にその成果を発表するというものがありました。この発表は全体の成績の30%を占めていました。
チームメンバーと議論を重ねながら進め、プレゼンテーションの準備を進めていきました。発表では、講義で学んだ知識を応用し、論理的な構成で伝えることが求められました。
また、成績評価には研究計画書や概論の提出も含まれていました。これらの課題は成績の10〜20%程度を占めていました。研究計画書では、先行研究の分析やデータの収集方法を詳細に記述する必要がありました。映画に関する講義だったため、研究内容に関する映画を20本リストアップしなければなりませんでした。概論では、プロジェクトの背景や目的を明確に説明し、論理的に展開することが求められました。
試験がない代わりに、長期間にわたって計画的に課題に取り組む必要がありました。グループでの協力が不可欠であり、継続的に進捗を確認しながら進めることが求められました。学期を通じて知識の応用力や論理的思考力が重視される評価方法であり、日本で受けてきた講義とはまた違う難しさがあると感じました。
ビザにまつわるエトセトラ
冬休みの時期に一時的に日本に帰っていました。その際にパスポートの有効期限が6ヶ月を切っていたため、新しいものに更新してからタイへ戻りました。更新はスムーズに完了し、1週間程度で新しいパスポートが受け取ることができました。
パスポートを更新した場合、古いパスポートから新しいパスポートへビザを転記してもらう必要があります。
まず、タイに入国する際に新旧二冊のパスポートを提示し、古いパスポートにまだ有効期限内のビザがあるということを説明します。この時、新しい方のパスポートに捺された入国スタンプのビザクラスがNON-RE(再入国扱い)になっていればOKです。
次に在タイ大使館へ行き、移民局宛に提出するビザ転記レターをもらいます。行った当日にすぐもらえるわけではなく、申請書を提出して翌日以降に受け取れるようになります。
転記レターを入手したらチェーンワッタナにある移民局へ行きます。その際には転記レター以外にもいろいろ書類が必要になります。移民局自体は遅くまで開いていますが、整理券の配布が15時30分までのため、遅くともそれまでには到着している必要があります。
必要書類の一覧(大使館でもらうビザ転記レターは、2. Certificate from embassyにあたる。8. Copy of TM cardは、2022年7月に出入国カードが廃止されたため不要。)
申請書は移民局で記入することができ、同じ建物内にある写真屋さんで証明写真やパスポートのコピーをとることもできるため、パスポート2冊と転記レターさえあればあとの書類は現地で用意することができます。
転記は無料であり、書類を提出したあとはただひたすら待つことになります。パスポートを受け取り、記入された日付や番号に間違いがなければ転記手続きは完了です。
ビザの転記はチェーンワッタナの移民局でできましたが、リエントリーパーミットは申請した場所でしか転記が行えません。私はスワンナプーム空港で申請したため、次に空港を利用するタイミングで転記の手続きをすることになります。
古い方のパスポートに捺された、ビザが転記されたことを意味するスタンプ