Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2011年10月号 国際文化学部 K.F

この一年を振り返ったとき、まず一番に思い出されるのは、たくさんの人との出会いです。

大連外国語大学に来ている日本人、韓国人、ロシア人など世界各国の留学生との出会いももちろんかけがえのない大切なものですが、私に大きな影響を与えてくれた出会いは、社会人の方たちとの出会いでした。大連はまだ開発途中の街で、多くの人が挑戦できる都市でもあります。その大連で起業しようと頑張っている方、大連にはないものを売り出そうとしている方、前進しようと努力している方々がたくさんいる場所です。幸いなことにそのような方たちとも会う機会があり、いろんな話を聞かせていただき、影響を与えてもらいました。これは大連ならではの出会いではないでしょうか。大連に行ったからこその出会いを大切にしたいと思います。

 

 帰国後は、私の留学の目的でもある、中国に対して良いイメージを持っていない日本人に中国の良いところを知ってもらいたい。少しでも中国に対するイメージを変えてもらいたい、そして中国に対して興味を持ってもらいたいと思っています。そのために中国と日本に関係のある仕事に就いて、中国と日本の架け橋になれたら、と思っています。

 

 大連では中国人のお宅にお邪魔する機会があったのですが、そこで改めて中国人の良さを知ることが出来ました。日本では味わえない空気は、とても居心地が良かったです。日本では遠慮ばかりで気を使わなければならない空間ですが、中国人は気を使わさせてくれません。そこのお宅のおじいちゃんは、「気を使うな、私たちのためにお金は使うな、もう私たちの娘なんだから。」と初めて会った私にとても良くしてくれました。中国に留学したら中国人の友達の自宅に行く機会があると思います。そのとき、必ずと言っていいほど家族は日本や中国の歴史について私たち日本人と話をしようとします。そのときに中国と日本の歴史を知らないようでは話についていけないと思うし、日本人は歴史のことを何も知らない。と思われるので、留学前に語学だけでなく歴史もきちんと勉強していく必要があると思います。