授業紹介
現在、私は中級Cのクラスで勉強しています。このクラスでは精読、閲読、听和说という3つの科目があり、精読は週に5回、閲読は週2回、听和说は週3回という構成になっています。まず精読は新出単語を覚えて文法を勉強し、本文を読み解いていく授業です。精読の授業で主にたくさんの単語や文法を覚えるため、毎日の予習復習をは欠かせません。つぎに閲読は、主に速読の練習をしています。また漢字の辺から意味を推測したり(氵が付いていれば水関連の意味など)前の文の内容を見てその文にあった単語を推測したり、簡略化された漢字(中国→中華人民共和国)の意味を推測したりする練習もしています。これらの推測する力を用いて速読の力を鍛えるといった内容の授業です。一コマで毎回4題くらいの文章を出来るだけ早いスピードで読み解いていきます。HSK5級の閲読と同じような感じです。私はこの閲読の予習はせず、復習も授業でわからなかった単語を調べる程度にしています。つぎに听和说は、聞き取る力と話す力を鍛える授業です。必ず前の日に次の内容の新出単語を完全に覚えていき、授業では簡単にその新出単語の説明を受けた後、音声を流しどんな内容であったか確認したり、また聞き取り問題を解いたります。私は最初この音声を新出単語を完全に覚えても全く聞き取ることが出来ず、前日に音声の内容を見て予習しても、速くて聞き取ることができませんでした。なので先生に音声をもらい何度も何度も聞いて、耳を慣らしていきました。今でも一発で聞き取ることは出来ませんが、最近は内容を前もって確認しなくても何度か聞くと内容がわかってくるようになってきました。聞き取りに必要なのは、音声または中国人の中国語をひたすら聞き、たくさんの単語を覚える、この2点に尽きると思います。またこの授業では聞き取りの他に、1つのテーマについて班で話し合い、そしてその内容を前に出て発表したり演技をしたりして、中国語で話す力も鍛えていきます。听和说の予習復習も私は毎回欠かさずしています。
演讲比赛
5月30日、私はスピーチコンテストに参加しました。スピーチコンテストというものに参加したのは始めてで、関心も持ったことはありませんでした。しかし今回なぜ参加しようと思ったかというと、担任の先生がわざとスピーチコンテストの原稿を書くのを宿題にし、仕方なく原稿を書いてみたのがキッカケでした。それから何度も何度も原稿を書き直し、先生や友達に助けてもらいながら原稿を完成させ、今度はそれを覚えて正確な発音の練習をし、ジェスチャーも用いながら観客に伝わるようにたくさん練習を重ねました。またスピーチの他にも130問近くの中国の文学や歴史、地理経済などの問題もあり、その問題をスピーチの後に四択で答えるというものでした。スピーチの練習をするのも問題を覚えるのもすごく大変で何度も諦めようと思いましたが、ここで諦めてしまうときっとこの先後悔してしまうのではと考え、数週間かけて準備し続けました。スピーチコンテスト当日、緊張に弱い私は足の震えが止まらず、何度も何度も深呼吸を繰り返しました。しかしいざ前に立つと、練習した甲斐がありスラスラと話すことができ、私なりに精一杯の力を出し切ることができました。残念ながら賞は取れませんでしたが、私の中で大きな一歩を踏み出すことが出来たなと感じています。また他の参加者のスピーチも見ると、ある人はまるで演技をしているかのようにスピーチをし、ある人は観客に手拍子を求め観客と一体となってスピーチを行っている参加者もいました。声色を変え、できる限りの大きなジェスチャーを用い、表情をたくさん変えてとても表現力があり、ユーモアがある参加者ばかりでした。彼らのスピーチを見て私はとても感動しました。彼らはスピーチコンテストというものはただ単に中国語能力を披露するだけのものではなく、分かりやすく表現し正確に伝え、なおかつ観客を魅力することがより重要だということを教えてくれました。スピーチコンテストに参加したことにより、みんなの前で中国語を話すことができるようにまでなったという自信を持つことが出来たと同時に、表現力の少なさという自分の欠点を見つけ出すことができ、とても良い機会であったなと思います。