Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2022年4月号 法学部 I.W

①オンライン留学環境について

大連外国語大学の授業は午前中に必修科目、午後に選択科目となっています。日本と中国の時差はたったの1時間で、時刻は日本の方が1時間進んでいるので、中国にいた場合8時半開始の授業が9時半から開始ということになります。私は早起きがとても苦手なので、本来の1時間後の時刻で授業を受けることができる面に関してはすごく助かっています。

 

連絡事項は全てWeChat(微信)(日本でいうLINE)で伝えられます。LINEとそこまで変わらないので、使い方に困ることはないです。しかし、中国人は日本人と違い文字を打たず音声でメッセージを送ることが多いので、まだメッセージ内容を完全に理解できないこともしばしばあります。授業はVoov Meeting(腾讯)で行われます。このアプリは日本の授業で使っていたZoomとほとんど同じなのでWechat同様使い方に困ったことはありません。

 

オンライン授業であるために不便だなと感じたことを話したいと思います。

基本的に授業はカメラオフ・マイクオンの状態で行われるのですが、グループワークがある際にもカメラはオフの状態なので先生やクラスメートとコミュニケーションを取るのが難しいと感じました。伝えたいことをうまく言葉にできず無言になってしまった時、クラスメートを困らせてしまい申し訳なく思いました。私の実力不足なところもありますが、お互いに表情を見ることができれば、よりうまく、たくさんコミュニケーションが取れるのではないかと思います。

 

②2ヶ月のオンライン授業を終えて

今回もさらに1ヶ月授業を受けた感想を書きたいと思います。先月と今月での大きな違いは私の中国語へのモチベーションで、前期はとりあえずオンライン授業であることは決まっていましたが、今4回生のため留学を延期するという選択肢は私にはなく、コロナの感染拡大がだんだん収まることやオリンピックが終わったら中国へ行けるのではないかという小さな期待を抱いていました。しかし4月に入ってから中国での感染拡大が進み現地への渡航が厳しくなる恐れが出てきてしまい現地留学が不可能になるのではないかという思いがモチベーションの低下に繋がりました。また、オンライン留学だと授業内容に関しての中国語しか話すことがなく、授業が終わると周りが全て日本語の環境に戻ってしまうので、ただ日本で中国語の授業を受けている感覚になってしまい中国語で会話することができるようになるのだろうかという不安も生まれました。けれど、そんな中で、一つ成長したと感じた部分がありました。それは、ショッピングモールなどで流れる中国語のアナウンスが自然と耳に入ってきたことや、街中にある中国語で書かれた文章を訳せることができたことです。これらが、自信や中国語を学ぶことへのモチベーションに繋がりました。現地留学とオンライン留学では吸収の差はあるかもしれないけれど、少しずつではあるが理解できるようになれていることにとても嬉しく感じました。