①カルチャーショックについて
私は生まれてから今回の留学で中国に来るまで一度も日本から出たことがありませんでした。なので、日本と中国の違いというより、世界各国からやってきたクラスメイトやルームメイトと関わることで、日本とその他の国々の違いについて驚くことがとてもありました。数を上げればここでは書ききれないほど文化の違いで悩んだこと、驚いたこと、不思議に思ったことがあるのですが、今月は中国に来て驚いたことを紹介します。まずは、支払い方法です。中国では絶対と言っていいほど現金を使いません。基本は微信支付かアリペイで払います。どんなに小さなお店でも支払い用のQRコードが設置されており、現金が使えない所がほとんどです。また、現金でもいいけどお釣りは返せないというところもあるので注意した方が良いでしょう。学校の中にあるスーパーや食堂では現金支払いも可能で、お釣りもきちんと返してくれるので渡航後すぐに銀行口座を解説して、上記で説明した支払い方法を設定すれば何ら問題はありません。また、ATMは基本100元からしか預け入れ、引き出し共にできないのでこちらも注意です。このおかげで私は未だに10元札や50元札など、使い道のなくなったお札を保管する羽目になっています。次に紹介したいのが、ドリンクの文化です。学校の中を見ればすぐにわかると思いますが、中国はドリンク屋さんが豊富です。授業前や授業後、朝の時間は特に混みあっています。有名なのは蜜雪冰城と霸王茶姬だと思います。蜜雪冰城は値段が安く、1杯7元(140円くらい)で、霸王茶姬はお値段は張りますが、サービス面での評判が良いです。一度霸王茶姬のドリンクをお店の前でこぼしてしまったことがあるのですが、その時に追加料金なしで作り直してくれました。これらのドリンク屋の顧客は特に女性が多いイメージです。蜜雪冰城は東京にも店舗があるので、気になった方は訪中とまではいかなくても、ぜひ飲んでみてください。日本だとこうしたドリンクを飲むのにかなりお金がかかるし、お店もそれほどない気がするのでびっくりしました。
②大連の冬について
私の留学している大連外国語大学は中国東北地方の遼寧省に位置しています。東北地方だと一番南にあるのですが、中国大陸で見るとかなり北の方に位置しており、日本だと秋田県や岩手県などと同じ場所にあります。そのため、9月の夜には既に羽織るものが必要で、10月になるとダウンジャケットを着ている人もちらほら見受けられました。特に雨模様の日は急激に気温が下がるため、体調不良者が続出していました。私もちょうどこの時期に重い風邪をひいて1週間ほど体調がしんどい時期がありました。11月下旬には初雪が降りました。私の地元は滅多に積雪しないし、京都市内もそれほど雪が降ることはないので、友だちと一緒にめちゃくちゃはしゃぎました。めちゃくちゃ楽しいけどめちゃくちゃ寒いので、雪で遊ぶ時は防寒対策をしっかりしてくださいね。ただ、今年の大連はそれほど寒くなかったそうで、雪が降る日はそれほど多くありませんでした。しっかり積もったのも初雪の日だけで、次の日にはほとんど溶けてしまっていました。雪は降らないけど気温はマイナス10度がデフォルトなので、毎日何枚も重ね着して学校に行っています。日本のように人目を気にしなくて良いので、クマの耳がついているニット帽を買いました。帽子を被るのと被らないのとでは、体温がかなり変わるので寒い日は帽子を被ることをおすすめします。また、寮から学校の食堂やスーパーまでは少し距離があるので、みんな学校が終わったあとに夜ご飯も買ってから寮に帰る学生が多いです。私のルームメイトも午後の授業が終わって、早い日には16時とかに夜ご飯を食べています。