Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2024年9月号 国際学部S.J

大連は秋をすっ飛ばしてもう冬になりました。ある日の体感温度は脅威のマイナス4度です。今まで体感したことのない寒さに日々恐怖を感じています。今月は①授業紹介、②共同生活の難しさについて紹介します。

①授業紹介

私は今学期、中級C1班で勉強しています。クラスメートは、ロシア人、アルメニア人、キルギスタン人、ベトナム人、フランス人、日本人です。最初は同学も老师も女子だけのクラスでしたが、最近フランス人の男子が入ってきて更に賑やかになりました。中級C班の教科は3つあります。

・阅读

週2回あります。教科書の長文を読んで答えを探したり、漢字の造りを学んだりします。日本人が得意な教科という噂です。確かに、幼い頃から漢字に慣れ親しんでいる私たちにとって「〜へん」や「〜かんむり」など、ほぼ復習のようなものなので、スラスラと解くことができます。長文も文書の中に必ず答えがあるので間違い探しのような感じです。

・听和说

週3回あります。リスニングとスピーキングが混ざった授業です。主に教科書の本文を聞いて、問題を解く繰り返しです。1つのパートが終わるごとに作文の宿題が出されて、それをクラスメートの前で発表します。また、授業の最初や最後には先生が用意したテーマに沿ってグループごとに議論したり、発表したりします。

・精读

週5回あります。新しい単語と文法を学んで教科書を読み、練習問題を解くという流れです。授業回数が多い分、一番重要な教科だと思います。リスニング、スピーキング、ライティング全てを補っている授業です。1つのパートごとに60近くの単語を学ぶので、日々予習と復習の繰り返しです。听写も毎週あるので、ボーッとしているとすぐに置いて行かれます。先生も容赦なく宿題を出してくるので毎日ヒィヒィ言いながら友だちと勉強しています。

今学期は必修科目以外にHSK5級の授業も履修しています。5級の単語を勉強して、その後はひたすら練習問題を解きます。

 

②共同生活の難しさ

大連外国語大学では、留学生寮に入居するか、校外に部屋を借りて暮らすかを選ぶことができますが、ほとんどの学生が留学生寮を選択します。校外に住んでいるのは本科生が多いです。私は今学期も6人部屋に住んでいますが、国や地域がバラバラな分、色々な問題に直面します。例えば、水周りの使い方です。6人部屋は給湯器の加熱ボタンを押さなければお湯が出ません。しかも、温度が上がるのにかなり時間がかかるのでシャワーする数時間前に押さなければならないのですが、私のルームメイトはそれをしてくれません。こんなにも寒いのに水風呂で入っているようです。私が押していたのに先に入られたりします。また、なぜか毎回便座が濡れているし、トイレットペーパーのゴミも捨ててくれたことがありません。ゴミ袋代も私が全て負担しています。中国は物価が安いのでゴミ袋代は別に良いのですが、ゴミくらいは協力して捨ててほしいなと思っています。私の同屋は、部屋の電気をつけずにベッドサイドの間接照明で過ごします。私はそれがとてもストレスです。ほぼ暗闇の中で毎晩生活しています。彼女のスタイルは長年培ってきたものらしいので、私が合わせるしかないようです。外国で外国人と暮らすのはこんなにも大変なんだということを身に染みて感じています。今学期、私の部屋には日本人が私しか居ないのですが、同部屋にもう1人日本人が居たら良かったなと思います。寮を予約する時に先生に条件を伝えることもできるので、遠慮せずに自分の要求を言うことをおすすめします。