Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2010年10月号 法学部 Y.S

■この1年を振り返って

留学に来てからの1年は、長いようで短かったように思います。日本にいては経験できなかったようなこと、感じることができなかっただろうと思えることがたくさんあり、大学に入って以来最も悩みの多い1年でしたが最も成長できた1年でもあったように思います。当初の私の留学の目的は主に韓国語だったのですが、語学はもちろん、気がついてみると語学以外の精神的な成長の方が大きかったのではないかと思います。

留学に来てすぐは新しい環境すべてが新鮮で楽しく、旅行気分に近いのですが、少しずつ悩みが増えるようになりました。最初の数ヶ月は前にも書いたように韓国語の授業についていくのがやっとで、午前中の授業を終え帰って予習・復習と毎日机に向かっていました。しかし、韓国語の力は思ったように伸びず、韓国語で思ったことを言えないことがもどかしく、焦りも感じていました。またそれに輪をかけて部屋に戻ると今度は英語で思ったことがうまく伝えられません。最初こそ英語を話す機会が増えたことを喜んでいましたが、毎日言いたいことが出てこない状態が続くとさすがに落ち込んだりストレスを感じたりしていました。

どこかで「コミュニケーションで重要なのは語学よりも伝えたい気持ちだ」と聞いたことがありましたが、その時は全くそうは思えず、いくら伝えたくても語学ができなければ何も伝わらないとさえ思っていました。しかし、この1年でこの言葉の意味がわかるようになったと思います。私とルームメイトは、お酒を飲んだときや寝る前などたまに真剣な話をすることがありますが、そのとき思いきって英語でいろいろな悩みを相談してみました。もちろんまだ無茶苦茶な英語ですが、それでも彼女はしっかりと話を聞いてくれ、とても気分が楽になりました。 そのとき、言葉はただのコミュニケーションの手段であり、「伝えたい、話したい」という気持ちについてくるものだと気づくことができました。 それに気づいてからは、それほどストレスを感じることなく英語も韓国語も楽しみながら学習できていると思います。  それに気づくことができたのもよい友人に恵まれたお蔭なので、残りあと少しの留学生活も友人を大切にしながら成長していきたいと思います!

 

■帰国後どう留学経験を生かすか

留学中は毎日が自己分析のようなもので、自分の少しの長所(!)と多くの短所(!!)を多く発見することができました。これは、就職活動をする上でとても役立つと思います。就職関連以外にも、せっかく留学を通して海外の友人ができ、他国の文化に興味を持ったり外国語を話すことに慣れて来たのだから、日本でも国際交流の場などに積極的に参加し、語学学習も続けていこうと思っています。そして、就職以外のもうひとつの進路として、英語圏の大学に留学に行きたいとも考えています。現在3回生なので就職活動をしなければいけないとは思いつつ、この留学生活を通して、語学や外国の方との交流の楽しさ(つらさも!)を学んでみて正直もっと勉強したい、体験したいと感じるようになりました。 しかし、これは金銭面や進路のこともしっかり考えつつ、決めたいと思っています。

また、日本に留学したいと言っていた韓国の友人が、交換留学生選抜試験に合格し、来年龍谷大学に交換留学生として来ることが決まりました。願書を一緒に作成したりできることは手伝いましたが、数ある協定校の中から龍谷大学を選んでくれたことがとても嬉しく、この1年彼女に大学や韓国の魅力をたくさん教えてもらいましたが、今度は私が龍谷大学や日本の良さをできる限り伝えていこうと思っています!!

 

■Asia Song Festival2010 

10月23日、Asia Song Festivalに行ってきました!このイベントは毎年開催されているらしいのですが私は全然知らず、学校の国際交流チームの方からの連絡で知り、行くことにしました。(入場は無料) 事前にホームページから申し込みが必要だったのですが国際交流チームの方が留学生の代わりに一斉申請してくださいました。 このイベントは名前のとおりアジアの歌手が多く出演するもので、韓国からはBoa、Rain、KARA、2AM、4minute、Beastなど、日本からはAKB48、その他中国・台湾、マレーシアなどのアーティストが続々登場し、すごい盛り上がりでした。私も韓国に来てからK-POPも少しわかるようになってきたこともあり、多くの歌手を見ることができて嬉しかったです!会場には若い人からお年寄り、家族連れまでいました。(もちろん日本からのツアー団体も)

最初に座っていた席はあまりステージの近くではなかったのですが、空いた席を見つけてはちょっとずつ前に進み、最後のフィナーレ間近で観客がいきなり立ちあがって前に前に行き始めたので、その波に乗って私もステージに近づいてみました。すると最終的にアーティストの顔がちゃんと見えるくらいステージのかなり近くまで行くことができました!せっかくの記念にと(笑)終始カメラを構えていたのですが、後から友人にその姿が大きいスクリーンに映っていたと知らされ、とても恥ずかしかったです・・。でも、本当にいい思い出になりました!行ってよかったです。