Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2022年6月号 社会学部 H.N.

治安、危険を感じたこと、トラブルについて

国に来て数ヶ月が経ちましたが、大きな身の危険を感じたことはありません。唯一、怖いと感じるものは車、バイクです。交通ルールが日本とは異なることもありますが、韓国人は特にせっかちな人が多いため、歩行者を待ってくれるどころか、直ぐ横を速いスピードで通り過ぎていくこともあります。また突然バックしてきたり、方向指示器を出さずに曲がってくることもあります。そのため、歩行者側が周囲を注意しておく必要があるように感じます。

対歩行車のみならず、車の運転手同士が怒鳴り合っている様子なども何度か見かけたことがあります。また日本と比べて、どこかしらで怒鳴り声や喧嘩している様子が多く見受けられます。そのような場合、必要以上に介入せず、距離を取れば巻き込まれることはないと思います。

その他は、やはり言語の壁、外国人であることから生じる問題がありました。市場等で通常より高く請求されていたり、郵便物の受け取りが上手く行かなかったり、銀行の入出金が大きく制限されていたり等々ありましたが、日常生活の中の些細な部分で起こることはある程度仕方のないことだと思います。しかし、それらが後々大きなトラブルに繋がる可能性もあるため、困ったときは一人で抱え込まず周囲の人に力を借りて解決策を模索するとよいと思います。

 

引っ越しについて

私は韓国に来てから寮で生活をしていたのですが、6月中旬には退寮する必要があったため、部屋探しをしなければなりませんでした。

まず韓国で学生がよく住む部屋の形態として、コシウォン、オフィステルが挙げられます。コシウォンは受験生や学校から自宅までの距離がある学生が一時的に住んでいる、必要最低限のものが揃ったワンルーム形態です。コシウォンの長所としては家賃が安く、学生が多く、軽食等を貰えたりする点が挙げられます。

オフィステルは、学生のみならず会社員も多く利用している形態で、コシウォンよりは家賃が高く、保証金が必要な場合がほとんどです。その分設備は整っており、セキュリティも充分なところが多いです。周辺に飲食店等の施設が充実していたり、シャトルバスが出ているところもあります。

今回私は、オフィステルで部屋を探しました。地域については特にこだわりがなかったため、NAVER不動産を利用して金額等の条件を絞り込み、電話は自信がなかったためSMSを利用して問い合わせをしました。しかし、年単位の契約期間が基本の中、1年以下の中途半端な期間で探した為なかなか見つからず、保証金等の条件も含めると、条件に合う物件がほとんどありませんでした。短期契約の場合、転入届等が制限されるなどの条件もありなかなか見つからず苦労しましたが、紆余曲折の末見つけることができました。

私が家を探すにあたって利用したもののなかで、特に便利だと思ったものを下記に記載しておきます。

NAVER不動産(他の不動産サイト、アプリ等よりも物件数が多く、詳細に確認できる)

・不動産仲介業者

・物件レビューサイト(防音や管理費等、韓国の賃貸契約において確認しておくべき点を実際の住人等が記載してくれている)

また韓国では、退居時入居時の掃除は住人自らが行うもしくは自分で手配することが多く、前の住人が出て行く同日に入居するのが基本です。保証金は予約金として事前に一部を支払い、残りは入居当日に支払いました。契約の基本、文化を理解したり、言語の問題まで、簡単ではありませんでしたが、良い経験になったと思います。