Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東呉大学
2025年5月号 経営学部 K.S

①治安、危険を感じたこと、トラブルについて

私がこれまで台湾で生活する中で、特に危険を感じた経験は一度もありませんでした。台湾の治安は非常に良く、日本と非常に似た雰囲気を持っています。例えば、カフェや図書館などで席取りのために私物を机に置いていても、盗まれるのではないかと不安に思うことはほとんどありません。実際、私の身の回りでは、そのようなトラブルに遭遇した話も聞いたことがありませんでした。もちろん、個人の経験やその時々の運による違いもあるかもしれませんが、周囲の友人――特にヨーロッパ出身のクラスメイトたち――も「台湾は本当に安全な国だね」と頻繁に話しています。日本で育った私にとっては、これが当たり前の感覚ですが、世界の色々な国から来た友人たちの話を聞くと、台湾の治安の良さがより際立って感じられました。犯罪に関して神経質になる必要があまりなく、気軽に過ごせるのは大きな魅力だと感じています。

お金の管理についても不安を感じる場面は少ないです。私はまだ台湾で銀行口座を開設していませんが、手持ちの現金が少なくなってもコンビニで手軽に引き出せるので特に不便さは感じていません。生活費も外食中心で一食あたり100NTD(約450円)程度で収まるため、多額の現金を持ち歩く必要がありません。全体として、台湾は日本と同じくらい、あるいはそれ以上に安全で過ごしやすい国だという印象を持っています。安全面に配慮しつつも、過度に心配しすぎる必要はないと感じています。

 

②就職活動について

5月に入り、日本の大学3回生相当の学生たちはいよいよ本格的に就職活動を意識し始める時期です。その流れで、私も留学先の台湾から日本企業への就職活動を始めることにしました。夏休み中には日本へ一時帰国する予定があるため、夏季インターンシップの申し込みも可能です。当初は、選考のどこかで日本に戻る必要があるのではないかと心配していましたが、実際には現在応募している企業はすべてオンライン面接を導入しており、現地からでも問題なく参加できています。新型コロナウイルスの影響以降、リモート面接が一般化したことは、海外からの就職活動にとって大きな追い風だと感じました。
一方で課題もあります。まず、スーツの準備です。2月の渡航時には荷物の関係で持って行けず、家族が台湾を訪れるタイミングで届けてもらう必要がありました。次に、選考過程で課されるWebテストや筆記試験の実施方法です。企業によってはテストセンターでの受験のみを認めている場合もありますが、最近は「テストセンターまたは監視型オンラインテスト」の選択も広まっています。それでもテストセンター指定の場合は、企業に事情を相談するのも有効です。