Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2017年1月号 国際文化学部 E.T

「この留学を振り返って」

今このマンスリーレポートを書きながら、もうこの号を書く時になったのかと寂しい気持ちです。この一年は本当にあっというまでした。先輩や先生にこの一年はあっという間に過ぎるから時間を大切にと言われて出発した留学でしたが、私も今から出発するみなさんに同じことしか言えません。本当に時間は早く、いろんなことに挑戦したつもりでもまだまだやり残したことがあります。すごく個人的ですが、中国語と同時に英語や韓国語をもっと勉強すればよかったとか、日本にはない果物をもっと食べればよかったとか、あの場所に行ってみたかったとか、ただそんなことです。この留学での反省点はたくさんありますが、最終的に私はとても満足しています。この一年で得たものは多すぎるし、言葉に言い表せないものもたくさんあります。来る前の私の想像以上です。その中でも私が一番重要だと思うのは、「外から日本を見る経験」ができたことだと思います。日本で暮らしているだけでは知る由もないことがたくさんあることを知りました。中国語の上達ももちろん大きな収穫ですが、それよりも人との交流や生活環境など学習の過程で得る収穫の方が大きいように思います。この一年は毎日楽しく日々発見と経験で、今までで一番充実した年だったと言えます。今後機会があればぜひまた留学したいです。仕事でもいいのでいろんな国で長期滞在してその国を知りたいです。もしまた留学するとしたらアジアから出たいです。違う国や地域に行けばまた新しい発見や経験がきっとあると思います。

そして今回の留学に初めは渋りながらもいつも応援してくれた両親に感謝したいです。龍谷大学と上海師範大学、今回出会ったすべての人、ありがとうございました!

 

 

「張家界」

後期が終わって冬休みに湖南省張家界に旅行したので、その様子を紹介します。張家界は湖南省の北西部にあって、省都の長沙市からは離れたところにあります。張家界といえば映画アバターのモデル地になったことで有名な、数百メートルの岩が立ち並ぶ絶景です。広大な公園の敷地内はケーブルカー、バス、電車など観光用の交通が充実しています。冬(12月~2月)はオフシーズンなので観光客もとても少なく、乗り物に並ぶこともなくゆったりと周ることができました。張家界にはいくつかの山があって、まずそれぞれの山に入るのに入場料がかかります。そしてその中でケーブルカーや電車やエレベーターに乗るのに別料金がかかります。しかし中国の学生証を持っていれば割引があるので、どの料金所でも半額程度で買うことができました。またオフシーズン割引もあるので、予想していたよりとても節約して周ることができました。(中国はほとんどの観光地・博物館・美術館に学生割があり、半額ほどで入ることができます。中国の学生証を使えるのは留学期間だけなので、ぜひ利用してください。)上に登っても霧が多くて見える範囲は狭かったですが、逆にそれが神秘的な雰囲気を出していて、また標高が高くなるにつれて雪も積もっていて、とてもきれいでした。まさに水墨画の世界で、仙人がどこからか現れそうな雰囲気でした。オフシーズンでも十分に行く価値があると思います。機会があれば行ってみてください。