グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2010年9月号 文学部 S.Y

・授業紹介②

後期に入りクラスも一新されました。前期のクラスは人数も少なくアットホームな感じだったのですが、今回のクラスは総勢で25名ほどとかなり人数が多くなりました。しかしイスラエル、ウズベキスタン、ベネズエラなど世界各地から来た留学生たちとともに中国語を学ぶことはとても刺激的で毎日楽しく授業に出ています。

授業内容に関してですが、「读写」「口语」「听力」の3科目は前期に引き継いで行われます。そして前期にあった「看图说话」がなくなり、あらたに「泛读」が追加されました。「泛读」は500~700文字の文章は定められた時間内に読んで、問いに答えるというものです。この授業では読んで理解するまでのスピードが重要視されています。HSKの長文問題を模しているので、HSKを受ける人には大変重要な授業になります。私はこの授業にはあえて予習せずに臨み、自分がどこまで理解できるのかを試しています。日本人は漢字が読めて、その意味も何となく感じ取れると思うので、「泛读」の授業はさほど難しいものではないと思います。またこれは4つの科目すべてに共通していえることなのですが、私の在籍する中一級クラスでは、上師大・対外漢語学院が作成した教材を使用しています。

・治安、危険を感じたこと、トラブル等

治安は日本と変わりません。夜、女性が一人で出歩いても大丈夫だと思います。中国の街中はスリが多いと聞きますが、自分自身はもちろん、周りの人にもスリにあったとの被害は聞きません。私は街に出る際も日本と同じようにポケットに財布を入れ、特に注意したりはしませんが、一度もそういった被害にあったことはありません。注意することにこしたことはないですが、あまり神経質になる必要もないと思います。

危険を感じるという点ではやはり街中の交通には危険を感じます。中国の交通マナーは非常に悪く、とくに自転車や電動バイクなどはとても危険です。バスに乗っていて下車する際、バスとバス停のわずかな隙間をバイクが駆け抜けていくこともよくあり怖い思いをしました。横断歩道を渡る際も車は待ってくれません。さすがに現在はもう慣れましたが、着いたばかりのころは渡るタイミングがなかなか掴めませんでした。こちらでは人よりも車優先だということを意識しておいたほうがいいです。

・中国人の健康に対する意識

私の住んでいる寮のすぐそばにサッカーのフィールドに陸上のトラックを備えた非常に立派なグラウンドがあるのですが、そこは誰もが自由に出入りすることができて、朝晩問わず多くの方々が運動しています。特にお年寄りの運動には目を見張るものがあり、朝は5時、6時から太極拳や社交ダンスをおこない、夕方の食後以降は「快歩」とよばれる競歩に似たものや後ろ向きに歩いたりして運動しています。運動する際、お年寄りは大勢で一緒におしゃべりしながら歩いたりするので、とても賑やかです。

これは私にとって、ひとつのカルチャーショックでした。日本ではお年寄りがこんなにも大勢で運動しているところを見たことがなく、大学内のグラウンドが開放されていることも考えられません。また中国の公園には砂場やベンチなどとともに、体を鍛えるための器具が必ずといっていいほど設置されています。こうした運動できる環境が整っているおかげか、中国のお年寄りはみんな元気で生き生きとされています。お年寄りたちがレストランで会食されているとうるさいほど賑やかです。このようにお年寄りの健康への意識が非常に高く、私たち日本人も見習うべきだと思いました。

上師大にはグラウンドのほかにも卓球場、バドミントン場、ビリヤード場にフィットネスジム、そして数え切れないほどのバスケットボールコートがあります。これらの多くは無料もしくは非常に安い値段で利用することができるので、中国人と混ざって一緒に「锻炼身体」してみてるのもいいとおもいます。