Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2011年10月号 経済学部 S.T

<この1年を振り返って(留学前と今を比較して変わったところ等)>

10月31日。残すところ留学期間がわずかあと2ヶ月余りとなりました。2月末に留学生活が始まってから今日まで、あっという間に時間が過ぎていった気がします。この留学生活、当初の自分の留学目標に基づいて、しっかりと行動し、目標達成できたかどうかと言われると、残念ながら達成できていません。達成できたこともあり、出来なかったこともあり、また新しく見つけた目標もあります。達成できなかった目標について1つ書きますと、日中の歴史観について中国人と相互理解を深めるというのが私のいくつかの行動目標の1つだったのですが、思うようにできず今に至っています。うまく出来なかった原因として、まず自分の知識力の少なさ、そしてもう1つは想像していた以上に対中国人とこの話題に関して深く話すということが難しいと感じたからです。しかし、残り2ヶ月、やれることはやって日本に帰りたいと思います。

留学前と変わったところについて1つ書きますと、目標や理想をもっと「大きく」持とうと感じるようになりました。留学しに来ている人たちは、夢を大きく持っている人が多く、またそれを実現するために(例えば、仕事を退職したり、家族を残して)、一身発起して、留学して勉強に励んでいる人が大勢います。そういう人たちを間近で見て、大きな犠牲を払ってまで自分の夢を追いかけることの素晴らしさを感じ、これからの自分の生き方の参考にしようと思っています。

<帰国後どう留学経験を生かす予定なのか(帰国後の予定)>

帰国後、これからも中国語は継続して勉強していく予定です。理由は、これからも中国のいろいろな場所に旅行で行ってみたいからです。中国語の勉強方法として自主勉強のほか、何か交流の場をみつけそこで時間の合間を縫ってこれからも中国語と付き合っていくつもりです。帰国後、すぐに就職活動を始める予定ですが、「何が何でも中国語を生かしたい、中国相手に仕事がしたい」という留学前の考えは、今はありません。私の場合、これからも中国に旅行をしたいと思うので、そこで、中国語を思うように使うことができ、中国を理解できればそれで良いと考えています。しかし、もし中国で働く機会が自分に訪れた場合は、積極的にそれを掴みにいきます。ビジネスで中国語を使うとなると、相当な中国語のレベルが必要になってきます。その他に中国事情についても詳しく知っていないといけません。日本で仕事をするより難しいと感じることが多くあるかと思います。しかし、それは自分のキャリアの向上にきっと役立つことであるので、是非挑戦したいと思います。よって、就職活動で企業を選ぶときに「中国で仕事が出来る」ということも考慮して動いてみようと考えています。

<旅行>

10月は2回旅行に行きました。1つは、国慶節の休みに雲南へ、もう1つは、学校の旅行には参加せず、その期間をつかって張家界に行きました。どちらも留学前から絶対に行きたかった場所だったので、なんとかこの留学中に行くことができて、もう思い残すことはないと言った感じです。是非、中国に来たらいろいろな場所に旅行に行くことをオススメします。友達とでも、1人でも、長期休み、また短い週末をつかってでも、いろいろな場所に行く価値があると思います。それくらい中国は広い場所ですし、生活、人、食べ物、風景などその土地によって特色があります。それを感じながら、中国の大自然や歴史ある建造物などを観光してみてください。中国にはたくさんの世界遺産・文化遺産があり見所がたくさんあります。また龍谷大学の留学先は上海・北京・大連の3つどれも大都市ですので、旅行するなら出来るだけ、自然が多いところ・あまり発展していない地域・農村などに行くと、感じるものが多いことと思います。