グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2016年5月号 経営学部 Y.F

授業紹介

留学生が受ける授業の内容はほとんど同じですが、クラスによって多少の違いがあります。私のクラスでは、口語、読解、作文、ヒアリング、中国概況の授業が行われています。一週間で一番多いのが読解の授業で、中国語の文章を読むことで読み取る力や語彙力を高めます。文法よりも類義語の細かい違いや、珍しい語句の使い方を教わる方が多いように感じます。次いで多いのが口語の授業とヒアリングの授業で、週に二回あります。口語はスピーキング力を身につけることを目的としているため読解の授業とは違い、書面語が全く登場しません。授業中も生徒に発言させる事が多く、自分の意見を述べたり、新出単語を使って文章を作ったりと授業中は全く気が抜けません。ヒアリングの授業は、パソコンの教室で行われます。この授業は教材や難易度が違うだけでだいたいどのクラスも授業方法は同じだと思います。作文と中国概況については週に一回しか授業がありません。読解の授業が週に四回あることを考えると極めて少ない事が分かります。作文の授業なのですが、今のところ授業の内容は手紙の書き方や履歴書の書き方など、教科書の内容は比較的簡単なように思います。留学前は、作文の授業はひたすら作文を書かされるものと思っていたのでなんだか拍子抜けしました。ただ、授業外の宿題で文字数指定の作文を書く機会が何度かありました。これは先生によってまちまちだと思います。中国概況の授業は中国語能力を高めることを目的とする他の授業とは違い、中国の歴史や風習、風土などについて勉強する授業で、少数民族や農村などにも触れながら様々な観点から見た中国を知る事ができます。他の授業に比べてテストが難しかった印象がありますが、内容はとても興味深く、面白いです。テストと言えば、口語のテストは先生との一対一の面接方式でした。私は今まで面接方式のテストを受けた事が無かったので、聞かされたときは驚きましたし、テスト前もすごく緊張しましたが、相手がいつもの口語の先生なのでなんとかなりました。授業は当たり前ですが全部中国語です。でも、留学生が相手なので先生もゆっくりきれいな標準語を使ってくれますし、慣れれば問題ありません。また、授業中はクラスメイトたちがたくさん発言したがるので賑やかな事が多いです。私もだんだんクラスメイトたちに感化されて、先生への質問や発言をする事に対しての抵抗が無くなってきました。これもまた私にとっては大きな一歩です。

 

社会言語実践活動

中国には、四月の終わりから五月の初めにかけて「五一」と呼ばれる、日本のゴールデンウィークのような期間があります。今年はちょうど中間テストが終わった後くらいから始まり、土日も含めて五日間ほどのお休みが貰えました。毎年この期間に合わせて学校側が社会言語実践活動と題した留学生向けの団体旅行を企画しているようで、比較的低価格で旅行に参加する事ができます。もちろん、この旅行への参加は自由なのでこの期間を利用して帰国する留学生や、自分たちで計画して各地に遊びに行く留学生もいました。去年は四つほどプランがあったらしいのですが、今年学校が企画したのは北京行きと无锡行きの二つのプランでした。北京行きは万里の長城や故宮、天安門、頤和園、北京オリンピックで使用された鳥の巣競技場を四日かけて巡り、无锡行きは三国城や水浒城、鼋头渚と呼ばれる映画やドラマの撮影に使用する映画村のような場所を二日間で巡るというものでした。私の場合は北京プランで周るほとんどの場所に行った事があったので、无锡に行きました。私たち交換留学生は、交通費や宿泊費、食費、各観光名所への入場費諸々含めて三百元くらいで行く事ができました。現在のレートで日本円にすると五千円ちょっとですね。この値段で済む食事やホテルとは一体どんなものなのかと不安に思っていましたが、実際は25階超えの綺麗な部屋に泊めさせてもらい、さらには美味しい食事が出てきました。観光地への移動も、貸し切りのバスに専属のツアーコンダクターと学校の先生二名ほどが各バスに割り当てられ、点呼を取ったり、班活動をしたりと、遠足気分でとても楽しかったです。団体旅行とはいえ、集合時間さえ守れば自由時間も多かったので、たくさん知り合いを増やせたいい機会になりました。みなさんも留学に来た際にはぜひ参加してみてください。