Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2016年1月号 文学部 T.M

〈この一年を振り返って〉

私は一月の初めに帰国したため、既に日本に戻って半月以上が過ぎました。帰国して以降、上海での生活などのことについて考える機会も多く、そのたび、自分がいまだに上海の生活に未練を感じているのだと改めて気づかされます。と同時に、この一年が私にとって非常に充実したものであったことを実感しております。

さて、今月は最終号ということで、レポートのテーマも「この一年を振り返って」とのことです。ここでは一年の成果について書かせていただきたいと思います。

 

この一年における成果は大きく三点あると考えています。一点目は中国語の語学力の向上。現在でも十分とは言えませんが、それでもこの一年の間にそれなりの進歩が見られました。渡航時はHSK4級でもやや難しいと感じていたのに対し、帰国直前にHSK5級を取得できたという点にも成果が表れているように思います。

二点目は中国をはじめとする様々な国の文化などに触れることで、これまで深く考えることのなかった「日本」という国を改めて見直し、そこから気づきを得られたことです。私はこの留学中に、日本の文化・習慣は他の国からすると異質である、という話を同じ留学生の友人たちから度々聞きました。また、実際に現地で生活を送ることで、自身が当たり前と思っていた文化や習慣、環境などがいかに恵まれているのかを知ることとなりました。日本国内にとどまり「当たり前」の光景を当たり前と捉えていては、このような気づきは得られなかったと思います。帰国後、今度は日本の「当たり前」に少し違和感を感じるようになってしまいましたが…。

三点目は人づきあいに関して。もともと私は人づきあいなどが非常に苦手であり、そのうえ言葉も違う国の人との会話であったため、当初は交友関係について悩まされることも多々ありました。が、たくさんの人と関わっていく中で次第に苦手意識も薄れていったように感じます。拙い中国語でも他者とコミュニケーションをとることはでき、友好な関係を築けるのだということ、またその楽しさなども学びました。相変わらず積極的に他人と関わっていくことはできていませんが、それでも以前よりは随分と前向きに考えられるようになったと感じています。

もちろん自身の問題点や課題に関しても、ここでは挙げきれないほどたくさん気づかされました。そういった点も踏まえ、今後の学生生活、また社会人になって以降にも活かしていきたいと考えております。学部の関係上、今後は中国語から離れることになり得ませんが、それでも学習に関しては継続していくつもりです。

最後に、私に留学の機会を与えてくださった龍大国際部の方々や先生方、心配等ありながらも私を送り出してくれた両親、留学中様々な面で支えてくれたクラスメートや現地の先生方、実はすごく優しいルームメイトのK君(帰国ぎりぎりに知りました、ゴメンナサイ…汗)、そのほかこの留学中に関わった全ての方々に…私がこの一年継続して留学生活を送れたのもすべて皆様のおかげだと思っております!心の底から感謝、感謝です!!!

 

〈後日談…〉

今月のテーマを書き終え、全マンスリーレポートを書き終えたとしみじみしておりましたが…自由テーマのことをすっかり忘れておりました…!すでにネタ切れです…。

ということで、今回は簡単な後日談だけお話いたします。

先程も書かせていただいたように、私は1月初め、学期が終わってすぐに帰国となりました。正直早く帰りすぎたと後悔しております。名残惜しさはなかなかぬぐえず、ふとした拍子に上海の街並みや出来事、何より現地でお気に入りだった料理のことが頭をよぎります。また実家が京都なので、街中を歩いていると周囲から度々中国語が聞こえてきたりもしますし…。

帰国後は現地の友人の近況などを聞き、時々連絡なども取っております。また、せっかく身についたリスニング力などを落とさないようインターネットで中国のドラマを見たり、HSKの問題を解いたりもしています。今後も中国語の勉強を継続し、いつかHSK6級をとれるよう努力していくつもりです!

 

 

 

 

 

 

 

帰国後カメラを確認したところ、ご飯関係の写真が1000枚を軽く超えていました…             中国の思い出=ご飯の思い出です 冗談です(笑)