Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2011年12-1月号 文学部 A.S

12月・1月の生活

12月は第1週に祝日が2日あり、旅行したり、帰省したりする学生がたくさんいました。僕は授業や小テストがあったために、ディスコテカへ行っただけで終わってしまいました。授業は22日まで行われ、12月23日から冬休みに入りました。冬休みは1月8日までで、イベント事がたくさんありました。まずはLoteriaです。これは日本でいう年末ジャンボ宝くじのようなものですが、当たれば日本のもの以上の賞金が手に入ります。なのでこちらの人々はみんなこのLoteriaを買います。そして12月22日がその当選番号の発表日です。この日スペイン人は朝からラジオやテレビにかじりついてその結果を知ろうとします。僕も1枚買っていたので一応ドキドキしていました。結果は外れでしたが。

次はクリスマスです。といっても特に何もせずに過ぎてしまったのですが…。ただルームメイトからTuronというスペインのクリスマスならではのお菓子をプレゼントされるというサプライズもありました。街ではクリスマスのイルミネーションがたくさん飾られていましたが、日本に比べると質素なもののように感じました。スペインのクリスマスは他のものとは少し違います。こちらでは24日をLa Noche Buena、25日をLa Navidad、26日をSan Estebanというそうで、マドリードなどでは24、25日、ここカタルーニャでは25,26日にそれを祝うそうです。祝うと言っても主にすることは食事だそうで、2日間家族とともに食事をしたりして、他には何もせずたくさん食べるそうです。だからクリスマスに太る人がたくさんいるらしいです。またこちらの子どもはクリスマス以外に1月6日にまたプレゼントが貰えるらしいです。この日はLa Gabalgata de Reyesといわれ、3人の王(Gaspar, Melchor, Baltasar)が関係しているらしいのですが詳しいことはわすれてしまいました。しかしこれもスペインならではです。詳しく知りたい人やスペインの文化に興味がある人は本やネットで調べてみるといいでしょう。

最後は年越しです。スペインでは大晦日をLa Noche Viejaといいます。こちらの年末は日本の年末のようにテレビで特番がたくさんやっていたり、大掃除をするといった習慣はなく、ごく普通の日々が流れるので少し違和感がありました。こんなにゆったりとした年末を迎えたのは初めてでした。31日の夜はイタリア人の友達グループとプラサ・カタルーニャへ出かけました。僕らが着いた時にはたくさんの人が集まっていて年が変わるのを待っていました。そしていよいよその時を迎えたのですが、カウントダウンや花火等もなく静かにあっけなく年を越してしまいました。後から聞いたのですが、スペインの年越しは普通家族と家の中で迎えるそうです。そしてテレビで放送されているカウントダウンの番組を見ながら、12個のブドウを12回の鐘の音に合わせて食べるそうです。その時鐘の音とともに全部食べられないとよい年が迎えられなくなってしまうらしく、みんな必死に食べるそうです全部食べると口がブドウでいっぱいになるのでFeliz Ano Nuevo(明けましておめでとう)と言う時はもごもごして上手く言えないそうです。変わった習慣ですね。僕はこういった習慣を体験することなく、広場で発煙筒や酒とともに新年を楽しく迎えました。その後モンジュイックにあるPobre Espanolという大きなディスコテカへ行き、朝まで遊んでいました。1日の夜はカタルーニャ音楽堂でニューイヤーコンサートを聞きました。建物はとてもきれいでコンサート以外でも楽しむことができ、コンサート自体もとても素晴らしく、演奏の後半にはニューイヤーコンサートということもあってか、少し演奏とは違う形で観客の人たちを楽しませてくれました。初のオーケストラでしたがとても楽しめました。2日以降はイタリア人の友達と過ごすことが多く、毎日のように飲みに行っていました。

冬休みが終わるとすぐにテストがありました。Japonesのテストが11日、Castellanoが18日、Arabeが25日にありなかなか忙しく過ごしました。しかしどれもそこまで難しくありません。それ以降は授業も終わり自由な時間を過ごしています。こちらの学生はテスト終わりのちょっとした休みにも旅行したり、帰省したりしています。こちらでの生活ももう5カ月になります。本当にあっという間でした。その中でいろいろなものを経験した気がします。その経験を生かしてそろそろ僕も旅行の計画を立てて、ヨーロッパのどこかを旅行したいものです…。