Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2015年10月号 経済学部 G.Y

①大学施設などの環境について

バルセロナ自治大学(Universidad Autonoma Barcelona)は街からは少し外れた山の上にある大学で、私の住んでいるVILAと呼ばれる学生寮からは歩いて10分から15分ほどかかる場所に立地しています。私含め留学生は翻訳通訳学部という学部に所属し、語学をはじめ様々な授業を受けています。学舎には教室のほかに学生用の自習室、パソコンルーム、コピー機などの施設が備え付けられており、いずれの教室にもプロジェクターが完備されています。大学の中央にはPlaza Civivaという広場が存在し、ここにはIWPという学生の相談場所のような施設や銀行、その他食堂やカフェに加えて書店など様々な施設がそろっています。食堂のメニューは量に対して値段が比較的良心的なのでおすすめです。Plaza Civicaのすぐ近くにはバルセロナ中心街まで乗り換えなしで行くことができるFGC(カタルーニャ鉄道)の駅もあり、バス亭も大学のすぐ近くにあるため交通の便も良好です。

VILA内でもバルが複数出店しており、少々小さいですがスーパーマーケットやコインランドリー、生活雑貨店にATMなど日常生活を送るにあたって便利な施設が一通り揃っているためこちらでの生活にはほとんど不便はありません。ただ、日本に比べて部屋にコバエなどが沸きやすいため台所やシャワールームは定期的に掃除するなどしてなるべく清潔に保つ必要があります。

 

②交通機関について

スペイン、バルセロナでも日本と同様に電車やバスなど様々な交通機関が揃っています。VILAには主に学生が利用するためのバスが停まるようになっていて、歩きでなくバスで大学に向かう学生も一定数います。朝7時という早い時間からバスが出ているため、9月号で紹介しましたNIEの手続きの際にはお世話になることでしょう。また、大学だけでなくVILAの近くにもFGCの駅があり(この二つの駅は路線上隣同士の駅なのです)、この電車に乗ってバルセロナの端から端まで行き来できます。VILA近くの駅から2駅で行けるSantz Quirseという駅にはすぐ近くに大きなショッピングセンターやホームセンターが揃っているため、お買い物の際はおすすめです。

ちなみに、これらの公共交通機関はもちろん切符を買わなければ利用することができませんが、その切符を買う際に便利なものが回数券です。たとえばVILA近くのBellatera駅からバルセロナの中心地であるカタルーニャ広場駅までは通常の切符の場合3ユーロ以上かかるのですが、券売機で販売されている回数券は10回分で19ユーロの値段で買うことができます。1回分に換算すると、全く同じ距離なのに2ユーロ以下の値段で電車に乗ることができるのでかなりお得ですね。電車を頻繁に利用する場合、このように回数券を購入して乗ることがおすすめです。なお、回数券は使用可能な地域の範囲(ZONEと呼ばれます)ごとに値段が違います。

ちなみにこの回数券は同じZONEである限りバスやトラムなど他の交通機関でも使いまわすことができますので、購入して損するようなことはほぼないと言っていいでしょう。