①治安、危険を感じたこと、トラブルについて
UABとUAB付属の学生寮VILAは基本的にとても安全な場所です。
盗難騒ぎなどがあったという話は聞きませんし、日常生活を過ごすうえでの危険というものはほとんどありません。
渡航前は日本とはまったく違う環境であるということを意識し十分すぎるほど気を付けていましたが、
今のところ大学周辺だけでなく街や他の地域であっても私自身は大きな問題はなく留学生活を送ることができています。
ただ、やはり街に出る際は身の回りにしっかり注意を向けることが大事だと思います。
バルセロナは強盗などの凶悪な犯罪は少ない代わりにスリ・置き引き件数はとても多く、
特に9月上旬から中旬にかけてはバルセロナに到着して間もない留学生を狙ってのスリが多発しているようです。
大学のオリエンテーションではこのことについてしつこいほど注意を促されましたし、
実際にUABの留学生がスリの被害に遭ったという話も人づてではありますが2,3件聞いたことがあります。
特に地下鉄ではこのような被害はとても多いという話を聞いています。
AVE(スペインの新幹線)のような高価な乗り物になると流石に乗客の民度も上がるためこのような被害はほとんどないようですが、
それでも最低限の注意は怠らないほうが良さそうです。
また、実際には危険な目に遭うことはなかったのですが、
バルセロナでは今年の9月の中旬から下旬にかけてカタルーニャ自治州議会選挙(2015年9月27日実施)へ向けたデモが多数行われ、
大学ではこれに関してテロや過激な運動に巻き込まれないよう注意を促されました。
②料理について
バルセロナは地中海に隣接した街ということもあり、その風土に適した独特の料理を多数楽しむことができます。
代表的なものはやはりパエージャ(貝の炊き込み御飯)であり、
バルセロナではパプリカ、エビ、ムール貝、鶏肉などを具材とした典型的なものを楽しむことができます。
パエージャにはイカ墨を用いたものなどのバリエーションも様々に存在し、
街の中心地であるプラサ・カタルーニャ周辺などでは多様なパエージャを揃えたレストランが多数出店しています。
ですが、私が個人的に当記事でお勧めしたいのはフィデウアというバルセロナの郷土料理です。
これは通称パスタパエージャと呼ばれており、
フィデオという独特の麺をパエージャにおける米の代わりに用いて作られる料理です。
はじまりは漁の後でパエージャを作ろうとしたバルセロナの漁師がうっかり米を持ってくるのを忘れてしまい
米の代わりに持っていたパスタでパエージャを作ったことだと言われていますが、真偽のほどは不明です。
ともかく、このフィデオは一癖のある麺であり、私は一度食べると病みつきになってしまいました。
大学の食堂でもメニューとして頻繁に提供されているのですが、私はこれもお気に入りですね。
最近では自分で作ってみようと思い、定期的に自室で練習しています。写真はその風景の一部です。