Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2022年度 3月号 法学部 M.N.

1 この留学を振り返って

一年はあっという間に過ぎました。慌ただしく飛行機に乗り込んだあの日から、大号泣して搭乗ゲートを抜けたこの日まで、実に昨日のことのように思い起こすことができます。

 私は、海外に行くこと自体が初めての経験であったため、本当にドイツで過ごすすべての時間が真新しく、初めての経験ばかりでした。慣れないドイツ語は聞き取れるはずもなく、電車では降りる駅を見失わないように必ず、電光掲示板が見える位置に座り、人に話しかけられないように、何とか生活しようと考えていた時もありました。しかしながら、沢山のよき友達が、私をドイツの生活や文化に案内してくれたため、一つ一つ自分の中から恐怖や不安な心が消えていき。ドイツでの生活を存分に楽しむことができるようになりました。そのため、まずは、一年間慣れない土地で無事に生活を送ることができた自分を大いに褒め称えたいと思います。

そして何と言っても、留学で得た一番のかけがえのないものといえば、現地でであった友達です。友達は私にとって、手段としてドイツ語の能力を向上させるものではなく、もっとこの人と深い会話がしたい、真剣に向き合いたいなど目的としてドイツ語の能力を向上させてくれたものでした。ここで出会った友達は、本当に一生の宝物ということができます。楽しかった日々は思い出に変わってしまいますが、これからもドイツ語を続けて彼らとの交流を続けていきたいと思います。

2留学経験をどのように生かすか

この留学経験を経て、私は何かにチャレンジする際の恐怖や不安がなくなったと思います。何事にも積極的に活動できるようになりました。そのためこの勢いを衰えさせることなく、留学で得たことしっかりと自分のものにしていきたいです。

 留学で得たものは大きくいえば、多様性という言葉の意味です。留学する以前から、この言葉を耳にする機会は沢山ありました。しかしながら、日本ではまだまだ多くの人に浸透しているというには不十分な言葉であるように思います。人種のるつぼといえるドイツでは、例えば、イスラム教徒やベジタリアン、ビーガンの方々のために作られたメニューは必ずと言っていいほどレストランやカフェでは用意されています。また、これらの料理は、日本に浸透しつつありますが、すべてのレストランやカフェで対応しているかどうかを尋ねられれば、それは難しいといえるでしょう。また、これらの食は比較的、日本においては経済的に豊かで、健康意識が高い人に向けられて作られた印象が強いものが多いように思います。しかしドイツでは、どんな人でもこれらの料理を楽しむことができるように、通常のメニューより高価に設定されていることはありませんでした。このように、様々な人が生活していることを前提として社会が動いているため、宗教や人種、文化や国などの違いを特別視、奇異的な目で見ることはないように思いました。この多様性は、ドイツの大学、駅、街の中のいたるところで確認することができました。そのため、ああこれが本当の多様性であるのかと知ることができました。

 そのため、わたしは、自分と違うからと言って他人を奇異的な目で見たり、先入観で判断したりすることのないように生活していきたいと思います。確かに、知らないことは恐怖や不安を招くことは避けられません。そのため、知らないから怖い不安で考えを終了させるのではなく、相手を理解できるように心がけたいと思います。この留学において、多様性という重要な言葉の意味を学ぶことができたため、相互理解を深め、これからも沢山の人と出会い、話しあい、自分の人生を豊かにしていきたいと考えています。