①試験について
私の試験は夏休み期間に入る前にすべて終了した。試験の有無はまた、自分の履修する科目によっても異なるため、事前に把握しておく必要がある。私は、夏学期中は語学の科目をメインに履修登録を行ったため、試験はドイツ語と英語のみ試験に臨んだ。
ドイツ語の試験は二種類あった。一つ目は二人一組でペアになり二人で考えた原稿をもとに先生の前で発表するものである。二つ目は、教科書の中の写真を一つ選び、それについて説明するものである。また、両試験ともオンライン形式のものであり、先生やペアの人と意思疎通を図るのは少し大変であったが何とか乗り越えることができた。試験の対策としては、日頃から授業に真摯な態度で臨んでいれば特に問題はないと思う。しかしながら、ドイツ語の授業は試験の結果も言わずもがな当然考慮されるが、さらに考慮されるのが、発言する回数や、自分の意見を伝えようとする姿勢である。これらの要素はとても重要であるという印象を強く受けた。また、ドイツ語の授業は他の授業よりも積極的な発言を頻繫に求められる。日本の大学のスタイルのような、静かに黙々と授業に参加することに慣れていた私は、もっと発言するように先生にしばしば促された。
英語の試験は、私の最寄りのDuisburgキャンパスではなく電車で45分程度離れた場所にあるEssenキャンパスまで足を運んだ。私のように普段使わないキャンパスが試験会場になったりすることがあるため、試験当日よりも前に場所を確認しておく方が焦らなくて済むため安心して試験に臨むことができる。英語の試験の形式は、発話を伴うものではなく、コンピューターを用いたものであった。開始時刻と共にパソコン画面に表示された問題に回答していくものである。こちらの試験は、受験要件として、課題の提出状況が加味される。そのため、どの程度課題を提出する必要があるのかを必ず事前に調べておく必要がある。沢山の困難にぶつかったが、試験を突破できたことは心から嬉しく思う。
②ドイツでの散歩
私は京都にいたころから散歩をしに頻繫に外に出ていた。京都も鴨川や哲学の道など、指折りのお散歩コースが存在するが、ドイツにも魅力的なお散歩コースが存在する。その中でも私のおすすめのお散歩コースを二つ紹介したい。
1つ目が、Düsseldorfにあるライン川沿いをはしるラインプロムナードである。この場所は大きな芝生や、飲み物のスタンドなども用意されており、休日のみならず平日でも仕事帰りの人々憩いの場となっている。私は芝生に座って友達と談笑しながら夕焼け時を過ごすことがお気に入りである。夏の長い夕日から、徐々に日の長さが短くなる今日この頃は、秋の訪れを静かに感じさせてくれる。
2つ目がこちらもDüsseldorfのBenrathという街にあるお城の周りの公園である。こちらの公園は物凄く広く、ピンク色のお城がシンボルになっている。沢山の草花や池で泳ぐ水鳥など、眼にも鮮やかで心を弾ませてくれる場所である。この街はクリスマスシーズンになると、クリスマスマーケットも設営されるため、これからの時期も非常に楽しみである。
9月に入り日に日に寒さを増していくドイツであるが、寒さで体が縮こまらないよう散歩を通して体を動かしたい。また、散歩は自分の足でその街の魅力を探索できるため、ドイツの街を知る方法として非常に有意義な手段であるといえる。