Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2022年9月号 政策学研究科 Y. Y

①試験について

 試験について、日本(龍谷大学)と違うなと思った点が2点あります。

   1点目は、試験期間の長さです。龍谷大学の試験では、遅くても8月中旬までにはレポートの提出締め切りがあり、試験自体は8月初めには終えていたかと思います。一方で、デュースブルク・エッセン大学では、早いものでは6月末、遅いもので9月中旬に試験が終わります。授業の終了日も授業ごとに異なっている印象がありますが、英語やドイツ語など語学の授業は比較的早く終わリました。

 試験内容についてですが、ドイツ語の試験は私の場合、最後のオンライン授業内で行われました。ペアを組み、コミュニケーションを取るという内容でした。一方で、英語の試験は、クラスごとではなく、レベルごとに行われ、リスニングとライティングが中心のテストでした。

 2点目は成績に関する違いです。まず、ドイツでは成績の表記からして違います。日本の場合、0~100点またはS~Fで表記されますが、ドイツでは最も成績が良いものを1とし、5まであり、その中で1.3や2.7など、細かく採点されます。また、日本では受講した教科の成績をまとめて知ることができましたが、ドイツでは、授業ごとに成績の貰い方が違いました。言語の授業が受講生全員の成績と合わせて表示され、その他の授業では、個人宛にメールで送られてきました。

 授業システムやテスト、成績の流れも日本とは異なり、知らないことだらけだったので、テスト前後は「テストってどんな感じなんやろう」「いつ成績もらえるんやろう」とそわそわしていました。

 

②夏休みとこれからについて

 ドイツの夏休みは日本と同様に、試験が終わった人から突入していきます。私の周りでは早い人で7月中旬には全ての授業が終わっている人がいました。冬学期の開始は10月なので、約2ヶ月間の休みがあります。休み期間には、言語の集中講座を受けることもできます。

 

 今年の夏休みは、私にとって、”別れ”と”出会い”の季節でした。夏学期に仲良くしていたドイツ人の友人たちが日本留学へ出発したり、日本や韓国など、自分の国へ帰る人も多くいました。幸いにも、多くの人が出国の際に利用するDüsseldorf空港はDuisburgの隣の駅にあり、みんなでお見送りに行きました。

 

 

出国の前にはパーティやお食事会が開かれたのも、ドイツらしいところだと思います。

 

 また、8月は、以前にも紹介した9ユーロチケットが利用できる最後の月です。私も国内旅行(電車旅)をしっかり満喫しました。ただ、同じことを考える人は多く、とても混雑していました。

 9月に入ると、冬学期からの留学生が少しずつ入寮するようになります。部屋に帰ったら新しいルームメイトがいた、なんてことも多々あります。

 もうすぐ10月。留学の折り返し地点です。現在でも、新しいことへの戸惑いや、言語の壁を痛切に感じる日々を送っていますが、夏学期よりも、もう少し余裕を持っていろんなことに挑戦したいと思っています。