Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2022年8月号 法学部 M.N

①日本から持ってきてよかったもの

日本から持って来てよかったものは、主に3つある。1つめは洗濯ネットだ。海外の洗濯機は日本のものよりも、衣服に対する衝撃が大きいと留学経験のある先輩からアドバイスをいただいたため、私は洗濯ネットを持参した。確かに寮で使う洗濯機は衝撃が強いと思う。以前ネットなしでバスタオルを洗ったが、ネット有りで洗った時よりも繊維の摩耗が速いように感じた。そのため、洗濯する際は必ずネットを用いるようにしている。また、洗濯ネットは防犯対策にもなる。寮の洗濯機は寮生と共同で用いるため、何を洗濯しているか外からは判別しにくく、目隠しとして有効である。

 2つ目が化粧品である。渡独した初めのころ、ドイツの水は日本とは違い硬水であるため、私の肌はものすごく乾燥した。化粧品を持参することによって肌トラブルを回避することができた。また、欧米で売られている製品は欧米人向けの商品が圧倒的に多いため、自分の肌に合うかどうかを試すのには物凄く労力が必要である。しかしながら、日本から化粧品を持参することによって時間をかけてドイツの製品も試すことができるため、自分に合ったドイツの製品も見つけることができる。

 3つ目が日本茶のティーパックである。ドイツの飲み物には水以外基本的に甘味がついている。普段から甘い飲み物ではなく、お茶や水を好んで飲んでいた私にとって甘くない飲み物をドイツで探すのはとても大変だった。水を飲めば済む話であるが、いつも水を飲んでいると飽きてくる。そんな時に救ってくれたのは日本から持ってきたお茶たちである。ドイツで日本茶が買えなくはないが、物凄く高価であるため中々手が出せない。しかしながら、お茶を持参したことによって、ドイツで日本茶を買わずとも自分に合った生活を送ることができた。

②友達との別れ

夏学期末、私は多くの別れを経験した。四月からお世話になっていたバディは日本へ留学に行き、先にドイツに来ていた日本人留学生はプログラム終了のため日本へ帰国していった。この時期私は何度も空港に足を運んだため、何度も自分がドイツに来た際の思い出がよみがえった。ドイツに来てはや5ヶ月。慣れないことや、戸惑うことも沢山あったが、沢山の人に囲まれドイツの生活に親しみをもつことができたと思う。別れは悲しいものだが、自分が日本へ戻った際にはまた沢山の友達に会えることを考えると、ワクワクした気持ちになった。バディとはドイツ語で会話ができるように、残りの6ヶ月気を引き締めてドイツ語の学習に臨みたいと思う。

この期間に沢山の友達との別れを経験し、人間関係も含め新たなドイツ生活の節目を迎えようとしている。冬学期から気持ちを新たに、ドイツへ来た意味と目標を忘れず、自分のペースで勉強を続けていきたい。