Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2023年11月号 文学部 H.U.

①現地の学生、友人について

私の友人は、日本語の授業を受けている(受けていた)学生と、タンデム募集に応募してくれた人が大半である。ただ、デュースブルクエッセン大学では定期的にいろんなイベントが開催されているため、そこに参加すると東アジア学科に所属している学生とも知り合うことが出来る。また近くにあるデュッセルドルフという街では、日本人とドイツ人が交流できる「スタムティッシュ」という集まりもあり、そこに行けば大学外の人とも話す機会がある。

デュースブルクで作れる友人はドイツ人だけではない。ドイツ語の授業や学生寮で韓国や中国、イタリア、トルコやイランから来ている留学生とも仲良くなることもある。日本にいた時には感じられなかった国際的な雰囲気を感じることが出来るし、いろんな国の文化や言葉を知ることが出来て大変興味深い。ほとんどの学生・留学生が英語を流暢に話せるので、ドイツ語でのコミュニケーションに自信がなくても会話すること自体に問題はない。

親交が深まれば、一緒にカフェなどにいったりそれぞれの国の料理を振舞い合ったりするなど、日本にいるときはあまりできない経験をたくさんすることができるので、日本人のコミュニティの中に留まらず自分のペースで周囲と打ち解けていくのが良いと思う。

②クリスマスマーケット

11月の半ばから、ドイツの各街でクリスマスマーケットが始まりつつある。街の中心(中央広場や大通り、教会前などの広い場所)で開催されるクリスマスマーケットでは、数多くの屋台が立ち並び、場所によっては移動式遊園地も併設されることもある。

Glühwein(ホットワイン)・Punsch(パンチ、ノンアルコールもある)・Reibekuchen(ジャガイモと小麦粉を混ぜて油で揚げたもの)・Geröstete Mandeln(砂糖と一緒にローストされたアーモンド)あたりは、ほぼ確定でどこのマーケットの屋台でも売られているだろう。あとはドイツの屋台によくあるチュロスやクレープ、フライドポテトもある。Glühweinなどの飲み物は、購入する際にPfand(コップ代)も支払うことになっている。飲み終わったときにそのコップを返却すれば、Pfand分の金額は返金される。ただ、クリスマスマーケットでもらえるこのコップは街によってデザインが違うため、返却せずに家に持ち帰って収集するのも楽しみ方の一つである。

またドイツ以外にも、近いところだとオランダやベルギーのクリスマスマーケットであれば日帰りで訪れることも出来る。クリスマスマーケット以外にも、街全体がクリスマス仕様に飾り付けされていて、それを見ると心なしか気持ちが上向きになる。

もうすでに気温が一桁台にまで落ち、天気も雨か曇りが多くなっているドイツだが、12月はクリスマス関連のイベントのおかげでなんとか乗り切れそうである。