Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2023年2月号 政策学研究科 Y. Y.

① 留学中の就職活動

 留学前の就職活動の状況は、

・キャリアセンターに今後の相談

・業界調査

・気になる企業の説明会(オンライン)に参加

という感じで、留学後になるべくスムーズに就活に取り組めるように準備をし、留学中にはあまり、就活に時間を取られないように心がけていました。というのも、私は同時に複数のことをしたり、考えたりするのが苦手なので、留学期間中は自分の勉強や現地での学びを優先しています。ただ、留学先の友人(日本人留学生)とは、就活や将来のことをお互いに相談し合うことも多く、それが情報共有や互いの自己分析にもつながっていると思います。

 友人の中には、留学中にオンラインでの面接を受けて就職先を見つけた人もいましたが、時差もあるので、少し大変そうでした。

 就職活動及び今後に対する不安は留学前からありました。きっと同じ思いの大学生も多くいると思うのですが、日本の厳しい就活を乗り越えた自分のイメージが持てず、自分が何をしたいのかも正直わからなかったからです。留学で過ごした日々は、そんな自分を見つめ直す期間にもなりました。また、新しい見方や考え方を知って、留学前とは少し違う将来像を見ることができていると思います。例えば、海外で働くということや、業界についてです。「働くこと」についても、日本とドイツでは考え方が違うと感じています。

 話を戻しますが、留学期間中に行ったことは、主に、自己分析、業界調査です。留学先で気になった企業や会社があれば調べるようにしていました。これから帰国して、就活が本格化したときに、留学中に感じたこと、学んだことを大切にしていきたいと思っています。

 

② カーニバル

 2月16日から2月20日にカーニバルが行われました。カーニバルでは、仮装した人々が集まり、パレードが行われ、パレードのフロート車からは掛け声とともに、飴やチョコ、クッキーなどのお菓子が投げられます。フロート車には風刺的なものも多くありました。

 私は、DüsseldorfとDuisburgで行われたカーニバルを見に行きました(写真)。

 

 たくさんの人が仮装しているので、まるで、日本のハロウィンのような賑わいでした。子どもや若者だけでなく、年配の方もしっかり仮装されているのがいいなと思いました。

 カーニバルの期間の中でも、月曜日は「バラの月曜日(Rosenmontag)」と呼ばれるようで特に盛り上がった日でした。基本的に、女性から男性へ、男性から女性へ、気になった人へお花を贈るようです。

パレードの中にも、お菓子だけでなく、お花を配る人もいました。私もお花をもらってみたかったので、「Helau!」と叫んでみたのですが、残念ながらもらえませんでした。  「Helau」とはカーニバルでの掛け声の一つで、場所によって言い方が異なります。例えば、Kölnでは「Alaaf!」と言うそうです。

 お花はもらえませんでしたが、お菓子をもらうことができました(写真)。小さい子どもやお母さん方は買い物バックいっぱいにお菓子をゲットしていました。

 

 パレードは日中に行われますが、夜にはバーや居酒屋で、仮装した大人たちが歌ったり、踊ったりと、いつもとは違う賑わいが見られました(写真)。  カーニバルが終わった後には、町中にお菓子のゴミがあちこちにありましたが、世代を問わず、祭りごとを全力で楽しむ様子がとても印象に残っています。