Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2023年6月号 文学部 H.U.

①授業について

今回はドイツ語の授業について紹介していく。

ドイツ語の授業を受けていると、やはり日本と海外の語学プロセスの違いが顕著に表れていると感じる。そう感じる理由の一つ目は、日本人の留学生以外は、文法ミスはあれど非常に流暢にドイツ語を話すことができていることだ。もちろん滞在期間の長さもその要因の一つであろうが、海外では言語学習において文法よりもスピーキングやリスニングのほうが重視されているからだと思われる。

理由の二つ目は、その授業では、教科書に載っているテーマについてディスカッションしたりグループに分かれて問題を一緒に解いたりする時間が多く、文法だけを取りあつかう時間は少ないということだ。授業が始まったばかりの頃は、先生や他の学生が何を言っているのか分からずかなり苦労したが、最近は集中さえすれば6~7割程度は理解できるようになった。(授業が三時間以上あるため、後半になるにつれてどんどん聞き取れなくなるが)

最初は大変だが、慣れてくると確実にドイツ語が身についてきているのを感じるため、効率のいい授業形式だと思う。ただ、私は授業だけだと少し物足りないので、タンデムを組んでドイツ人と話す時間を設けている。授業でリスニングを鍛え、タンデムや日常会話でスピーキング(+リスニング)を鍛えることを意識している。

②ドイツでの食事事情&パーティに参加した話

・レストランやファストフードなどで食事しようとすると、ユーロを円に換算して考えてしまう癖があるためか、全ての物がとても高いように感じる。ただ、学校の食堂やカフェはそこまで高くないし、スーパーに行けば安く食材を買うことができるため、食費をなるべく減らしたいという人は、自炊するのがおすすめである。

私は自炊を一切していないので、平日は学食やカフェで済ませて、土日はスーパーで買った冷凍食品や学生寮の近くにある安いレストランでテイクアウトした物を食べたりしている。

・ドイツ人の友人の一人に、「家でパーティするからよかったら来て!」と誘われ喜んで参加した。最初に集まった五人でKnibbel(ヨットというダイスゲームと同じルール)で遊んだ。その後、Dodelidoというボードゲームからドイツ語のgleichとdesselbeの違いについて説明してもらったり、日本語における物の単位について日本人同士が議論してドイツ人を混乱させたりと、お互いの言語について話し合うこともできてとても楽しかった。

また、誘ってくれた友人が手作りのチョコケーキとチーズケーキをふるまってくれた。チョコケーキはのほうは、ナッツでできた生地とチョコでコーティングしたもので、非常においしかった。