①試験について
大学の試験についてだが、8月の段階で試験は終了している。長くても8月中盤までのレポート課題であった。ドイツでは講義、Seminarなど講義のタイプが分かれている。このタイプによって、試験形態が変わってくるのだが、基本的に、講義内でプレゼンテーションを行うか、言語の講義では、口頭テストが行われる。最終授業の際に、レポート課題が提出される。レポート提出が一週間のものもあれば、一ヶ月と長い期間を設ける試験もある。稀に試験も口頭テストもない講義もあるが、基本的にはあるといっていいだろう。日本のテストと比較すると、結構試験が重く、日本の感覚で講義を取りすぎると、痛い目を見るので、十分に気をつけるべきだと考える。また、語学の講義では、基本的にレポート課題がないが、講義中での発言が重要視されるため、通常講義を真剣に受ける必要がある。日本で堅実に講義を受講していなければ、ドイツでの講義は厳しいかもしれない。試験の内容についてだが、基本的には、講義の内容の理解を問うものが多く、やはり講義を堅実に受講し、自分で理解しなければ、試験やレポート課題は極めて酷しいものとなる。さらに、レポートはやはり英語で書かなければならないため、英語でレポートを書くことになれていなければならない。最低で6枚、最高で10枚(今いる留学生の中で)書くことになり、自分にとっていい経験になるが、講義を多く履修している友達は、地獄の様な日々を過ごしていたのを覚えている。総括すると、ドイツの試験は日本より重く酷しいとわかった。
②夏季休暇について
ドイツの夏季休暇は、早い人は6月末から始まり、長ければ10月の2週目まで夏季休暇になる。日本の夏季休暇と比べると長く感じるが、海外では夏季休暇が長いことが特徴である。ドイツ人の多くは、夏季休暇で実家に帰省する。他にも、バイトを始める人や、夏季休暇を使って旅行をする人が見受けられた。夏季休暇が長いため、怠惰な日々を暮らすイメージがあるかもしれないが、講義が終わり、直ぐに夏季休暇が始まるわけではない。講義では多くの場合、テストやレポートがあるため、大半の学生は課題に追われる。日本の夏季休暇に出される課題と比べると、比較的重たい課題が多く感じられた。また、日本留学生達の多くは、夏季休暇が始まった当時、課題に追われ、死にものぐるいで課題を終わらせていたと覚えている。早めに課題を進めることもできるが、基本的には講義の最終日か終盤になって、課題が発表されるため、できないことが多い。これからドイツの大学に留学する予定の留学生達は、頑張ってほしい。
また、夏季休暇について、私は他の人より講義の履修が少なく、課題は少なかったが、ドイツ語の夏期講習を受講したため、夏期休暇は短く感じられた。それでも、約1ヶ月程は、休暇があったため、ドイツ国内旅行や国外への旅行をし、忙しい夏季休暇を過ごした。他の海外でも同様に夏季休暇であるため、旅行をした際、多くの観光客がいた。さらに、夏期休暇が終盤になり、新しい学期が始まる時、新入生や新しい留学生たちがドイツに来るため、私にとって夏季休暇は、とても有意義なものであった。