Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2024年1月号 文学部 K.F

授業紹介 

  Duisburg-Essen大学には様々な学部があるため、幅広い授業が行われている。留学生、院生向けなどに分かれており、英語を含む他外国語にはクラス分けのテストなどがある。日本と違い、初回の授業を休むと、履修した授業に参加できないという点だ。たとえ風邪を引いたぐらいでは休む理由にはならず、医師の診断書や教授が納得する理由でなければ、基本参加できない。さらに、授業回数が週二回ある授業でも三回までしか休むことはできず、ドイツの授業では体調管理も重要視されているように感じた。言語の授業では、口頭テストとプレゼンや課題により、評価を出す。私が受講していた授業は、ドイツ語、ドイツ文学、日本政治における制度と他にも多くの授業を受講した。ドイツ語の授業では、教科書を使用しながら、全てドイツ語で行われ、授業中に母国語で話すことは厳禁とされている。問題を解き、一回の授業でグループワークを必ず行いながら授業を進んでいく。レベルが低い授業では、レベルが高いクラスと比べて授業数が増えるという特徴がある。授業時間は三時間半から四時間あり、日本と比べて非常長い。他の授業も授業時間が長く、慣れるまでに初めは時間がかかった。様々な分野の授業に興味を持ち、多くの授業を履修したが、授業時間が長く、レポート課題であっても、最低でも七枚のレポートを書かなければならなかったため、授業を取りすぎるのは、あまりお勧めしない。しかし、多くの授業はとても面白く、非常に貴重な経験ができるため、授業を多く履修することは、とても良いことだと考える。 

 

②大学の試験後の生活について 

 ドイツの大学では日本と比べ、試験が長く、レポート課題の場合提出期限が二か月以上のものもある。そのため、多くの学生は、講義が終わり次第春休みというわけではなく、試験勉強をしなければならないため、大学のカフェや、駅近くのカフェもよく混みあっている。ドイツの友達の中には、試験中は連絡が返せないという友達もいた。上記の授業紹介にも記載したが、ドイツの講義は日本の講義よりも難しいと感じるため、テスト期間の勉強は必須であり、日ごろからの勉強も欠かせない。しかし、その試験が終わり次第、多くの人は旅行に行ったり、実家に帰省したりと、忙しくなる。多くの大学生は、日本でいう三回生になっても、週五回の講義があり、平日に遊ぶということは難しいため、この春休みを使って、大型の旅行に行くそうだ。また、日本からの留学生も普段は講義があるため忙しいが、この時期になると皆遊びに行く。私もドイツの複数の都市を周り、ドイツの歴史や文化に触れることによって、もっとドイツについて知りたくなった。留学生活も残りあと二か月程度であり、ついに大学での講義も終わったため、自主的にドイツ語を勉強しなければならない。講義がないからといって、一切勉強をせずに怠けることは、気を付けたい。また、この時期になると、他大学から留学にきている人たちの中に、日本へと帰国する人も出てくるため、今後のドイツでの生活が短くなってきていることを実感させられた。この短い期間の中で、自分にできる最大限のことをしながら、ドイツでの生活を充実させたい。