私は出発直前に病気が発覚し、他の渡航者より1ヶ月遅れてヨエンスーへ来ました。この10月号では、9月号の内容も少し含めながら皆さんにシェアしていけたらと思います。
まずビザに関してですが、本当に大変でした。東フィンランド大学の正式な入学許可証が出たのが5月後半でそこから3ヶ月程の間でビザを手に入れる必要がありました。オンラインの申請をして、東京の大使館まで出向きました。しかし、その際に出した銀行残高証明書が私の名義ではなく家族の名義であったため追加書類の提出、大使館とのやり取り等、沢山の追加工程をこなさなければなりませんでした。そして在留許可証が届いたのは出発日を2日過ぎた頃でした。皆さんが在留届を申請する際は、よく要項を読み、分からない時はオンライン申請画面のKamというAIロボットに聞いたりグローバルセンターの方に聞くなどする事をお勧めします。
私が住んでいる環境はとても良いと思います。特に大学は日本の多くの大学に比べて綺麗で大きいです。特に学校の食堂はお気に入りの一つで、約2€(300円程)でビュッフェ方式のランチが食べられます。パンは無限に食べ放題なので、友達とずっとパンを食べています。また私の住んでいるヨエンスーはフィンランド国内の中でも田舎な方で、正直日本のように常にする事があるわけではありません。街の中心にはショッピングモール等もありますが、とても値段が高く頻繁にお買い物できる環境ではないです。しかしこちらではセカンドハンドを利用する人がとても多いので、私もアウターなど少し高めの物はセカンドハンドで購入しています。
②履修について
私は他の渡航者より1ヶ月遅れての出発だった為、本来取ろうとしていた授業開始日に間に合わないという問題が起こりました。留学生の現地担当者とコンタクトを取り、教授達にメールを送る事になりました。ただメールを送るにはUEFのマイクロソフトアカウントが必要で作成する必要があったのですが、他の留学生達の作成時期と被り申請メールに気づいてもらえず、UEF版manabaを使う事でさえ難しい状況でした。その後、アカウントを手に入れ各授業の教授にメールを送りました。フィンランドは出席率に厳しい先生方が多く、初回の授業に出られないのなら単位が取れないなどで断念した授業が数個ありました。なので、私の場合は一から授業を選びなおす必要がありました。私が選んだのはほとんどが自主学習系の授業で、主に論文を読んでエッセイを書いたりオンラインテストを受ける授業形態のものです。また東フィンランド大学の時間割は日本と全く違います。日本の様に毎週決まった時間・曜日で授業がないので自主学習を選択した場合、フリーな時間ができます。そのフリーな時間をどのように使うかは自分次第なので毎日後悔ない様に過ごす事を心がけています。