Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2023年 11月号 文学部 M.S

①授業紹介

ヨエンスーに来て早くも11月で2ヶ月が経ちました。今回のマンスリーレポートでは私が現地で取っている授業について紹介したいと思います。私が取っているコースの数は4つでした。その4つの中でも個人的に一番受けてよかったと感じるのは ”Small Group Counselling”という授業です。この授業は対面授業で、Small Groupという表示がある通り受講者は全員で5人しかおらず、かなり特殊な授業だったと思います。主にグループに効果的なカウンセリング方法、カウンセリングの中で大事なポイントなどを学びました。その学びの中で沢山の学術理論も学んだのですが、実際に理論を用いたエクササイズなどを行ってより深く自分の中に学びを落とし込むことができたと思います。5人という少人数なので自分の考えや感想を何度も言う機会があり最初は戸惑いましたが、どんな意見でもいいよというスタンスで先生が受け入れフォローしてくださるので、リラックスしながら授業を受けることができました。先生が授業に毎回お菓子を持ってきてくれたり、ソファに座って授業を受けたりと、日本とは全く異なる授業体制で本当にフィンランドに来たのだなと感じる瞬間が何度もありました。またメンバーがスペイン人・日本人・ポーランド人で意見交換の際に日本人の私とは全然違う角度からのコメントや考えなどを聞けて、とても学ぶことが多かった授業だなと感じました。

②友達について

留学に行く前は多くの日本人がイメージするように、海外の人達は常にフレンドリーですぐに友達になれると思っていました。しかし実際にこちらにきてみると、本当にそのイメージは勝手な推測であることに気づきました。人によって性格が全然違うし、笑いのツボや価値観、考え方も全く違う人がたくさん。こちらに来て早々、考え方の違いや感じ方の違いで悩むことが何度もありました。その中で幸運にも私は自分に合うなと思う友達を見つけることができて、本当に感謝しています。英語が上手くないにも関わらず、たとえ間違っている英語だったとしても気にすることなく話を聞いて笑ってくれたり、逆に笑かしてくれたり、無言でいても気まずくないと思えるヨーロッパの友達が出来ました。最初の月は不安定な時期で少しのことで不安に感じたり、ホームシックになっていたけど自分に合う人を見つけたことで一気に毎日が楽しくなりました。日本とは違って”気を使う”と言う文化がない分、自分の考えを言わないと”自分の考えを持ってない人、静かな人”として見られることが多いとこちらに来てから感じます。特に自分の英語を気にして中々話せなかったりすると、最初の頃は”何か嫌なことあった?”と聞かれることもありました。なんでもいいから話す、常にポジティブな姿勢を見せることが友達を作る為に大事だと思います。そして自分に合う人を見つける、苦手な人は潔く切ってしまうと言うことも良い人間関係を作ることにおいて重要な一つだと思いました。

授業内でのエクササイズ

授業内でのエクササイズ

家族の様に仲良くなった友達と

ルームメイトによる美味しいポテトの食べ方レクチャー