Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2023年4月号 国際学部N・F

① 現地の学生、友人について

私は、今まで授業やプライベートな時間で多くの国の人と交流をしてきました。東フィンランド大学は非常に国際的な大学で、多くの国から学生が集まります。また、授業によっては、学部生でも、大学院の人や、成人学生(働きながら、または一度社会人になったのち休職・辞職して大学に通っている人)と同じ授業を受講することができます。そうした多様なキャリアを経験している人・多様な価値観を持っている人と一緒に学び、交流することができる点が、個人的に一番の魅力であり、私がUEFを選んだ理由です!同じ課題について考えていても、ユニークな視点を持っている人が多くいるので、ディスカッションは活発化していき、ワクワクします。

授業や学校イベント、サウナで出会ったり、共通の友達を通して仲良くなったり、日本にいる時よりも距離を縮める・仲良くなるスピード感は早いと感じます。うまく英語で伝えきれないこともありますが、相手が私の話を聞いて、理解しようとしてくれていたり、日本語を覚えて話してくれたり(私が相手の言語を教えてもらったり)、留学当初に比べてコミュニケーションを楽しむことができるようになったと思います。

以前も一度書いたと思いますが、アニメ、小説、伝統文化、電気製品・サービスを通して日本のことを知り、好きだと言ってくれる人は多くいるなと実感します。日本のこと好きだよ!日本の〇〇について知りたい!と言ってくれることはすごくうれしいですし、私ももっと相手の国のことを知りたいと思います。

 

② 自由テーマ

フィンランドでは、5月1日はVappu(英語名:メーデー)と呼ばれる春の訪れを祝う日です。そのプレパーティーとして、フィンランド人の友人が、コテージに招待をしてくれました。山の奥に一軒だけ家が建っている状況で360度自然に囲まれているフィンランドらしいところでした。

オフグリッドでの生活を体験したり、彼女の案内のもと、森の中や近くの湖の砂浜を歩きながらハイキングをしたり、自然の食材を採集したり、捨てられたごみを集めたり、、、新しい経験ばかりで、豊かな自然の素晴らしさを再認識しました。

当然、気候が異なるので、日本とは違う木や植物を見つけることができます。先日ハイキングをした森は、とある植物が地面一帯を占めていたところは、ふかふかでトランポリンのようにジャンプして楽しむことができるほどでした。

フィンランドはSDGs達成度ランキングで1位を獲得していますが、フィンランドで生活していてその理由をひしひしと実感しています。フィンランドには、自然享受権というものがあり、皆自然に触れることを楽しんでいます。フィンランドの人は豊かな自然によりウェルビーイングを高めることができることを知っているため、環境保護のための活動や取り組みに日々力を入れているそうです。セカンドハンドショップを積極的に活用していたり、スーパーにあるリサイクルボックスを日常的に利用していたりと、日本にも同じようなものはありますが、一人一人の当事者意識が高いと感じます。

私は、フィンランドの自然の豊かさと、それを大切に守り育てているフィンランドの人たちが大好きですし、自分も日本に帰ったあとそのマインドを大切にしていきたいなと思います。