Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2024年 2月号 文学部 M.S

① 試験について  

ここフィンランドの試験は私が留学前に想像していたものより、難しく厳しいものではあまりありません。試験の種類は主に3つあります。1つ目はプレゼンテーション。これはコースの最終辺りに授業の中で学んだ事、自分たちの考えなどをまとめ発表すると言うことが多いと思います。特に教育系の授業ではプレゼンが多いイメージがあります。2つ目はエッセイ。私の取っている授業では特にエッセイが多いです。参考文献や授業の内容を通して6〜7ページ(2000word 程?)のエッセイを書きます。私が取っていた授業ではエッセイ+プレゼン15分(一人で)という課題があってその時は結構しんどかった思い出があります。ただ私の場合、英語のエッセイを書くことに慣れていなかったので時間もかかるしリーディングも結構な量で大変でした。私の印象では大抵の授業がエッセイ課題を課してくるイメージです。3つ目は対面テストです。私はこれまで対面テストは経験したことはありませんが、何人かの友人は景観をしています。しかし日本のテストと違い、大きな設問に対してショートエッセイのような感じで自分の考えを書くという形式が多く、決まった”答え”と言うのがないのも大きな特徴だと思います。あとはテストルームに行って、パソコンで電子試験を受ける場合も珍しいですがあります。この場合、結構な量の本を読んで挑まされることが多いです。ここまで色々な試験について紹介しましたが、テストに対しても本当に柔軟で教育に対しての考え方の違いを感じます。

② 学校見学

今回の自由テーマは学校見学について書こうと思います。2週間ほど前に学校見学に行く機会があり、現地の中学校のクラフトメイキングの授業にお邪魔してきました。まず授業に入った瞬間驚いたのは生徒数が8人しかいなかったことです。それだけでも結構な衝撃だったんですが、もう一段階驚いたのは生徒が全員違うことをしていること!!全員が自分がしたいことを自由にしていました。ある子は服を作って、ある子は編み物をして、、と言う感じです。特に先生がみんなに授業をするわけでもなく、生徒が助けを求めたらアシストすると言う感じでとても自由な授業でした。もう片方のより技術的なクラスを見に行った際も、溶接をしている子がいたり、3Dプリンターを使って物を作っている子もいて本当に柔軟な授業スタイルに驚かされました。日本なら”危ない”と問題になりそうなことも卒なく子供たちがこなしていて、やはり”自主性”や”自立”が小さな頃から当たり前の環境としてあるのだなと思いました。難しい技術の物も生徒がYOUTUBEなどを通して学ぶこともあると先生が教えてくれました。またフィンランドでは先生のことを”名前”で呼びます。日本の先生と生徒の関係性とはまた違って、良きアドバイザーとして沢山の事を教えてくれる先輩のような立ち位置です。なのでいまだに、先生を名前で呼ぶときは少し違和感がありますが、気軽になんでも話したり質問ができるのでとてもこの文化が好きです。

 

クラフトメイキングの教室

苦戦して作った編み物のネズミ

こんな感じでメモを取ってリーディングをしています!