Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2024年9月号 国際学部 R.Y

1.渡航・入国について

 この度の留学にあたっては、自身にとって初めての海外且つフライトでした。台風の影響も懸念されていたため若干の緊張と不安はありましたが、共にゆく皆の存在もあり、見送りに来てくれた家族や友人に手を振ると同時に別れを告げることができました。フィンランド留学ならもちろん、航空会社でフィンエアーを利用しました。それ故に直行便があり、移動しやすさを理由に選択しましたが約14時間にも及びました。不幸にもその日は中々寝付けず、長時間腰を下ろすことの苦しさとパリオリンピックとでも言いたげに闘うことになりました。とはいえ、機内食含め丁寧なサービス、彼方に続く雲の上の眺めは忘れないものとなりました。

 目的地のヘルシンキに到着しました。何故か税関の職員が少し日本語を話せたこともあり、入国審査で長引くことはありませんでした。空港の外に足を踏み入れると、既に冷気が漂っていました。それはフィンランドに来たことを初めて、心の底から実感できたひと時でした。もともとヘルシンキでは到着したその日に観光する予定であったため、予定通りゆったりと観光をしました。自然と上手く調和する街並みはとにかく美しく、SDGs先進国というにはあまりにも早々に納得という感想でした。大学はヘルシンキから電車で約5時間ほどのヨエンスーという場所にあります。またもや長時間の移動でしたが、それ以上に楽しみが収まっていませんでした。いつしかの不安も遠い昔のことのようです。

ヘルシンキ大聖堂(ヘルシンキ観光)

各地に点在する湖

 

2.オリエンテーション・授業選択について

 オリエンテーション期間は、交換留学生は何人かのグループに分けられ、その各々には学生チューターという方たちが私たちのサポート役としてついてくれます。嬉しいことに、私たちのチューターは以前龍谷大学に交換留学生として実際に学んでいた経験があったため、我々としても非常に親しみ深く関わることができました。オリエンテーションは1週間ほど行われていました。最初の2・3日は、学校についてやメールアカウントなどの登録ごと諸々の説明会が数回に渡り行われました。それらが終わると、大学生協のようなものが主催するパーティーがありました。特にこれは海外の方々と多く繋がったきっかけともなったため、非常に有意義な時間となりました。また、この生協団体は他にも多くのイベント行事を毎日のように主催しています。そのため、交流の場が欲しい私たち留学生にとっては非常に欠かせない存在と優に断言できます。

 授業選択については、ラーニングアグリーメントのもと事前に日本で目星をつけていたため、スムーズに決まると思っていました。しかし、いくつかのコースは定員漏れしていたため登録ができませんでした。というのも、日本と違って履修登録期間が決まっていなく、授業の期間も全て統一されていません。コースひとつひとつに履修登録期間があるイメージだと思います。故に、基本先着順ということも相まって、特に定員の少ない授業については今後いつ履修登録可能になるのか毎回確認することが必要になります。そのほか、授業の形式や課題等成績評価の点について、日本との違いはさほど変わらないと感じました。

パーティーの様子