Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

エトヴェシュ・ロラーンド大学
2022年 10月号 国際学部 Y.O

①環境について(大学施設/サービス、住居、街並み等)

まず大学施設内の環境についてですが、私のキャンパスは日本の大学と同じように図書室や食堂はあります。しかし龍谷大学と比べると図書室の大きさはかなり小さく、営業時間も短いです。また、食堂も多くの人が想像するような食堂ではなく、パンやサンドイッチ、コーヒー、お菓子などが販売されている売店のような感じです。こちらの大学は、昼食時間という決まった時間は設けられておらず、授業の合間に自分の好きなタイミングで食べることがほとんどです。売店以外にも、キャンパス内にはカフェのような食事ができる所も併設されています。また、大学内のWi-Fi環境については、基本的に問題なく利用することができています。大学外でもWi-Fiが繋がっている施設が多く、大変便利です。加えて、大学内に館内の地図はあるのですが、とても分かりづらく一度は迷子になると思うので、最初のうちは時間に余裕をもって行動することをお勧めします。

ハンガリーには、中世の面影が残る歴史的な建造物が数多くあります。首都ブダペストにある、「ドナウの真珠」や「東欧のパリ」などと称される、ドナウ河岸、ブダ王宮地区、アンドラーシ通りと周辺地区は、世界文化遺産に登録されています。その中でも特に有名なのが、「世界で最も美しい」といわれている国会議事堂です。街を歩いているだけで、歴史を感じることができます。住居も古い建物が多く、オーストリア=ハンガリー帝国時代からの古い建物が残っています。また、地域によって建物の雰囲気が異なるので、ブダペスト以外の街にも足を踏み入れたいと思っています。ちなみにハンガリーは小さな国なので、日帰りで国内を観光することができます。

                      

 

②留学前の準備について

龍谷大学からELTEに留学した人が今までにおらず、私たちの代が初めてでした。なので情報収集すごく困難で、準備が大変でした。まず渡航の際には必ずvisaが必要です。visaを取得するためには、必要な書類を全て揃える必要があります。例えばvisaの申請書類は、インターネットからダウウンロードするか、直接大使館から取り寄せて記入します。その他の書類には、保険加入証明書、銀行残高証明書や現地の大学からの受け入れ許可証などがあります。そして必要な書類が揃ったら、東京にある大使館まで行き手続きを行います。私の場合visaの許可が下りるまで、約50日弱もかかり、渡航ぎりぎりでした。なので、できるだけ早めに書類を用意して、大使館に行くことをお勧めします。ちなみに大使館は予約が必要で、特に7月・8月は混みやすい時期なので注意が必要です。

visaに関する書類だけでなく、ELTEの寮、授業、個人情報の登録などすべて自分たちで行い、メールを通してやり取りをします。日本とハンガリーでは時差が8時間(サマータイム時は7時間)もあるので、送る時間帯も考慮する必要があります。また、飛行機の予約やパッキング、携帯電話をどうするかなど留学前には準備がたくさんあるので、余裕を持っておくことをお勧めします。