Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

フォンティス応用科学大学
2021年7月号 国際学部 Y.Y

1. 試験について

試験の形式は授業によって異なっていました。『Dutch Language&Culture』では事前に発表された21組のペアで、オランダ語で会話をするという試験が行われました。事前にペアが発表されていたので、準備がしやすくそんなに難しい試験ではなかったです。ペアの相手と話し合って準備を行いました。しかし、試験当日に先生からイレギュラーな質問をされたのは少し焦りました。『Business English』の授業では、ペーパーテストが行われました。お題に沿って英語でビジネスメールを作成し、先生に送信するというものです。あらかじめ予告されていた日時にお題が発表され、指定された時間内に先生にメールを送信する必要がありました。授業の内容等をまとめたノートをみることができましたが、時間との戦いでした。『Cultural Diversity Management』では、一緒にグループワークを行ってきた仲間と、先生に向けてプレゼンをするという試験内容でした。ペーパーテスト等は全く無かったです。このプレゼンに向けて、グループでたくさん準備をしてきたので、当日は大変緊張感がありましたが、無事にやり遂げることができました。

 

2. 留学生活を終えて

渡航前にしておいた方が良いことは間違いなく、英語力を磨くことです。当然ですが英語で授業を受けるので、理解の速さや量が圧倒的に変わってくると思います。特にオンライン授業では頼ることのできる人があまりいないので尚更です。私はそんなに英語が得意ではなかったのでとても苦労しました。留学中もオンラインでの授業の受講だけでは英語力の向上は望めないと思います。実際に私は日本の生活+1日の終わりに英語で授業を2時間という感じでした。留学中も意識的に周りに英語しかない環境を作るべきだったと思います。

留学していて一番辛かったことは、私以外の留学生はみんな現地に渡航していたため、私だけ知らないことがあったり、グループメンバーの私以外で街に出かけたりしていたことです。こればかりはどうしようもないことだと思っていましたが、羨ましさや寂しさを感じました。しかし、オンライン留学生活の後半には、日本ではオンライン飲み会が流行っていると紹介すると、グループのメンバーがオンライン飲み会を企画してくれました。これはとても嬉しかったですし、オンラインであっても留学していて良かったと感じる瞬間でした。

半年という短い期間でしたが、オンラインでの留学生活では、生まれや育ちの場所が違うとこんなにも考え方が変わるのかということを感じることができました。オンライン留学が終わった今、それは日本という国の中でも同じではないかと考えています。将来、就職してどのような企業に勤めているのかはまだわかりませんが、たとえそれが日本人しかいない企業でも様々な国籍の人がいる企業であっても、他人の性格や考え方を尊重して行動したいと思います。