①この留学を振り返って
私はこの留学を通して、出会いや人と関わることの大切さを身をもって感じました。
ヨーロッパの人は一人でいると積極的に話しかけてくれることが多く、旅行中に現地で新しい友達ができ、全く違う国からきた旅行者同士で仲良くなることもありました。
そこから人とのつながりが広がっていき友達も増え、様々な背景を持った人たちと出会い、自分の視野を広めることもできました。私が出会った人たちは彼ら自身が好きなものや嫌いなものなど自分自身を深く理解しているように見えて羨ましく思うこともありました。私が経験した出会いは海外の人とだけではありません。出会えてよかったと感じているのは同じフォンティス大学に留学していた日本人の人たちでした。困っているときに助けてもらったり話を聞いてもらったりと、人の温かさが感じられて有難かったです。ご飯も一人で食べるより誰かと話しながら食べるほうが何倍もおいしいことに気付きました。慣れない土地にいながら、ホームシックになることもなく孤独を感じなかったのも留学中に出会った人たちのおかげだと思います。同じ日本に暮らしていても、住んでいるところが近くてもオランダに留学に来なければ、派遣先の大学がフォンティスでなければ出会うことがなかったからこそ、この出会いが貴重に感じられました。
②留学経験をどのように活かすか
この留学経験は何にも代えがたいものだと思います。半年という短い期間でしたが、学ぶことがたくさんありました。まず、今まで一人暮らしを経験したことがなかったので自炊や洗濯、部屋の掃除など今までやってもらっていた身の回りのことをすべて一人でする大変さを知ることができ、親に対しての感謝の気持ちが一層強くなりました。
留学中は一人で出かけることも多かったため、渡航前に比べて自立心が養われ一人でも行動ができるという自信がついたように思います。よく一生に一度は一人旅をしたほうがいいと聞きますがまさにその通りで一人旅から得られる気づきは多かったです。
そして留学中は必然的に一人の時間が多くなり自然と考えごとをする時間が増えるため、自分を見つめるいい機会にもなりました。この経験はこれから始まる就職活動、社会人になって一人暮らしを始めた時、いつかまた外国を訪れた時、など様々な状況に役立つと思います。留学が困難な時期にこのような貴重な体験ができたのは、グローバル教育推進センターの方や家族、周りの友人のサポートがあったおかげだと感じています。周りの人への感謝を忘れずに、オランダで過ごした半年分の楽しい思い出も忘れずにこれからも様々なことに挑戦し成長していきたいと思います。