Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

フォンティス応用科学大学
2023年6月号 国際学部 A.Y

①    授業紹介

後期は言語系の授業を中心にとったのでそこからいくつか紹介したいと思います。
・Chinese Culture
授業名の通り中国の文化について学びます。参加型の授業で先生のレクチャーに対してどう考えるかクラスメイトと意見交換したり、みんなの前で意見を述べたりします。それぞれの国とも比較しながら学ぶので中国だけでなく他の国のことについても同時に学べます。
・Chinese Language
前期はCultureと同時に授業が行われていたようですが後期は二つに分かれていました。言語がメインなので発音から単語、文の作り方まで1から学びました。私たちは漢字を読むことができるので文が出された時なんとなく意味を推測することができるので比較的理解しやすい授業でした。発音も想像していたより難しくなかったように感じます。
・Spanish language
生徒同士での会話を元にスペイン語を学んでいく授業です。ヨーロッパ出身の生徒はほとんどと言ってもいいほどスペイン語を話すことができるので手伝ってもらいながらスペイン語の基礎を身につけます。毎回の授業でどのくらい話せるようになったかグループごとに前で発表します。
・Business English
ビジネスにおける英語の基礎部分を学びます。毎回異なるシチュエーションを想定して先生からのレクチャーを受けます。各回で何かと新しい知識やボキャブラリーが増えます。後期受けた中で1番授業っぽい気がします。授業後は復習と予習のための課題が出されます。
 
②    夏休み

人生最後の夏休みはCamino de Santiagoに挑戦しました。これは何かというとキリスト教の聖地であるスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼のことです。いくつかルートがあるのですが私はフランスからスタートして約1ヶ月かけて779kmを歩き切りました。その先も一応道は続いているのですが今回は時間の都合上挑戦できませんでした。Caminoというと宗教的な目的を想像しがちですが、私を含め出会った人たちも始めた理由はそれぞれでした。仕事を辞めたから、引っ越しをするから、将来に悩んでいるからなどそのバックグラウンドはさまざまです。だからこそいろいろな話が人生の大先輩方から聞けて興味深いです。この短期間でほとんどの時間を一緒に過ごすので仲は一気に縮まりました。正直始める前は自分の英語力に対しても将来に対しても不安が大いにありました。しかしこの1ヶ月を経験して少なくとも不安は消えました。ステキな人たちに出会っていい刺激と前向きな言葉をたくさんもらったおかげで気持ちがだいぶ前向きになりました。本当に一緒に歩いてくれた仲間には感謝しかありません。朝早くに起床し、1日30km近く歩くので体力的にはとてもしんどいです。ですが、宿で仲間が待っていると思うと自然と頑張れます。人生最後の夏休みそして帰国前にCaminoを経験することができて心の底から良かったなと思います。