Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

フォンティス応用科学大学
2024年 5月号 国際学部 M.U

①カルチャーショックについて

私が感じたカルチャーショックについて紹介します。まず、自転車の量の多さに驚きました。オランダが自転車大国であることは知っていましたが、駐輪場に収まりきらないほどの自転車がある光景には圧倒されました。自転車専用の道路や信号が整備され、快適に自転車を利用できる環境が整っています。しかし、乗っている人はハンドサインを用いて進行方向を示さなければならないというオランダ独自のルールがあり、初めは戸惑ったのを覚えています。

次に、人々がのんびりしていることです。スーパーで長い列ができていてもレジの台数は増やさず、店員さんとお客さんがお喋りをしている光景には衝撃を受けました。店員さんも働きながらお菓子を食べたり、音楽を流したりと、日本とは全く違うリラックスした雰囲気で働いています。この光景を見て、羨ましいと思う一方で、日本の接客の丁寧さを改めて実感することができました。

最後に大麻です。オランダは日本とは異なり大麻が合法の国であるため、街を歩いていると大麻の匂いがすることが多々あります。大麻を売りつけられたり、勧誘されることはありませんが、特にアムステルダムでは匂いが強く、長く滞在すると頭が痛くなることもあるので注意する必要があります。

 

② 財布の紛失について

私は今年の始めに財布を紛失しました。友達のスーツケースを運んでいる最中に駅でなくなっていることに気が付きました。まず、Eindhovenの警察に行きましたが、オランダでは落とし物の管理は警察ではなく自治体(gemeente)が担当しているため、警察では何もできないと言われました。代わりに自治体のウェブサイトで調べるように勧められ、「gevonden en verloren voorwerpen」や「iLost」という落とし物を見つけることができるサイトを教えてもらいました。オランダでは何でもインターネットが活用されており、落とし物もインターネットで閲覧できるようになっています。サイト上には落とし物の写真と、いつどこで拾われたかが一覧として掲載されています。海外で物を紛失すると戻ってこないとよく言われているので諦めていましたが、約1か月後にサイトで見つけることができました。引き取りもサイトから個人情報を入力して登録すると自治体から連絡が来て、簡単に取りに行くことができました。見つかったとき、中身の現金(小銭)は取られていましたが、カード類はそのままの状態でした。カードにはオランダの銀行カードと国際キャッシュカードが含まれていたので、紛失してすぐ再発行をすることができました。また幸いなことに、IND(滞在許可証)やパスポートは別で所持していたため、そこまで手間がかかりませんでした。INDやパスポートの手続きは複雑なので、財布と分けて持ち歩くことを強くお勧めします。

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