Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

フォンティス応用科学大学
2024年7月号 国際学部  S.A

この留学を振り返って

このオランダでの一年間は間違いなく人生で最も刺激的な一年であったといえるでしょう。私にとって初めての海外であったこともあり、空港に着いた瞬間からすべてが新鮮に感じ、驚いていたことを覚えています。

私はこの留学生活を通して様々な面で成長できたと思います。その中で最も成長したと感じることは、人とコミュニケーションをとることです。この一年間友人がゼロの状態から最終的にはたくさんの友人を作ることができました。外国人と共に時間を過ごすと、言語はもちろん文化や常識が違うので驚くことも多くあります。そのため、日本でいう「普通」が通じないため、常識や当たり前ということを意識的に考えず人として相手を思いやって行動することを心掛けていました。「~~人だから~である。」などの偏見や固定観念をあまり考えすぎないことが重要であると気づけたことが私の中で成長できたと感じました。さらに状況適用力が成長したと思います。言葉の通じない国に一人で旅行し、トラブルが起きても焦らず冷静に対処できるようになりました。

言語面では、シェアハウスに到着しルームメイトと会話するにも何回も聞き返し、簡単な言葉にリフレーズしてもらってようやく理解できる、さらにグループでの会話になると全くついていけないレベルでしたが、毎日そのように会話していると、会話の表現などを自然に学ぶことができ、留学4カ月目になると自然と英語が出てくるようになり、リスニングもだいぶできるようになっていることに気づきました。そこからは会話することがより楽しくなったことを覚えています。

様々な面で人として成長できたので本当にオランダに来てよかったと思いました。

 

留学経験をどのように活かすか

私はこの一年間の留学経験を様々なことに生かせると思います。直近でいうと、私は現在三回生なので就活やインターンにおいて大きな武器になると思います。私は将来外資系企業に努めたいと考えています。英語力はもちろん、自発的に行動を起こすこと、トラブルを解決すること、なにより様々なことに自信が持てるようになったので、これらは就活において非常に役に立つのではないかと考えています。さらに言葉の通じない外国に来ると電車のチケットの買い方などいろいろなことに戸惑うことを身をもって知ったので、困っている外国人をみたらすぐに声をかけようと思います。オランダの大学の授業では、経済経営についての授業を多く受講していたので、それらの経験を今後の龍谷大学での授業やゼミに生かしていきたいと思います。

今考えると、日本にいたときの私は周りの目を気にしすぎていたと思います。オランダでは何をしていても、何を着ていても自由であり、他人を気にしない国民性なので、私もその影響を受け自分は自分、他人は他人だと考えるようになりました。日本に帰ってもこの考え方を大切にしていこうと思います。