Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2011年11月号 法学部 A.F

試験について

私はこれまでに2つのクラスの試験を受けましたが、ひとつはHomeExamと呼ばれるもので、もう一方はレポート及びプレゼン形式でした。こちらの試験の判定は非常に厳しく、HomeExamの試験ではクラスの3分の2程度の生徒がFailで再試験を受けました。また、日本とは大きく異なりおおよそ1ヶ月間で1クラスの受講(いくつものクラスが並行することは稀です)と試験を終える形なので、短期集中型の短期決戦という感じなので、常に気を抜かず取り組む必要があります。また、再試験は次のクラスの期間中あるいは次のクラスの試験と近い時期に実施されるので、より厳しくなります。

HomeExam: 1ヶ月間の受講の後実施されました。名前の通り自宅でパソコンを使い試験を受けるものです。クラスにより試験時間は異なりますが、私の受けたHomeExamは朝8時に試験問題がインターネット上にUPされ、午後6時までにすべての問題に解答し教授宛にEmailで回答を添付し送るというものでした。(問題は計8問で、2500~3500wordsで回答するという指定がありました。)自宅ですので、テキストやインターネットを利用できますが非常に集中力が必要です。教授の採点においてはReferenceに対するチェックが当然ながらかなり厳しかったです。

レポート及びプレゼン: このクラスはグループワークがメインで、3人でグループワークを行い、1ヶ月足らずの間にグループレポート・個人レポート・クラスでのグループプレゼンをこなし、それらに基づき評価が行われました。

治安・危険を感じたこと・トラブル等について

危険を感じたことはあまりありませんが、こちらではごく頻繁にパーティーが行われ、またキャンパス内にあるクラブが開いている曜日には相当酔っ払っている人に出会うこともあり、そういった人に話しかけられたりした際には少し怖いと感じました。性犯罪もあるようなので、夜に1人や女の子だけで歩かない方が良いというのは確実です。とはいっても、大学近辺は日本と同等には安全だと思います(リネウス大学のあるVaxjoは田舎なので、スウェーデンが安全だというくくりには出来ないかと思いますが)。

また、先日スイスのジュネーヴに行ってきたのですが、少し混雑したバスに乗っていたときにスリの被害に遭いそうになりました。かなり気を付けていたので私は気づいたのですが、リネウス大学に留学した学生は普段生活している場所(Vaxjo)が安全なだけあって安心しきってしまうこともあると思いますので、どこか都会や他の観光客の多い国々に渡る際には、尚更、身辺の安全に注意を配るよう心がける必要があるかと思います。

食生活について

スウェーデンは乳製品と果物が日本よりも安価です。一方で肉類及びものによっては野菜も高いです。また北欧ということでサーモンが安く手に入りそうなイメージですが、全くそんなことはありません。日本で売っているような野菜(なすび・白菜・大根など)も手に入りますので、日本食で生活することが可能です。ただ日本の調味料はかなり高価ですし、一部の調味料はキャンパス近くのスーパーに置いてありますが、ほとんどのものがVaxjoでは売っておらず、電車で数時間かかるストックホルムやヨーテボリのアジア食品取り扱い店にいかなければ入手できないです。しかし、本当に乳製品や洋風調味料はキャンパス近くのスーパーでさえ驚くほどの種類が並んでいますので、いろいろな料理や食べ物に挑戦すれば楽しいに違いないです。