私は今セメスター4つのクラスを受講していました。ひとつのクラスが7.5クレジットですが授業数や授業時間、テストの方法などは全てその授業ごとに異なります。ですから自分で事前にしっかり管理しなければ授業同士がダブルブッキングなどでいけない場合もあります。私は始め、6個のクラスを登録していたのですが多すぎて大変だったので途中で4つに減らしました。周りの留学生も大概の人は4つ授業をとっていました。私が受講していたクラスの中で今回Scandinavian Artのクラスについて説明します。このクラスは名前のとおり北欧のデザイン、アートを学ぶクラスです。内容はScandinavian Artの歴史や現代の北欧デザインの人気についてまで幅広かったです。約2ヶ月半の間、毎週水曜日の夜6時から2時間でパワーポイントを使用したレクチャーでした。一ヵ月半ほどは毎週レクチャーだったのですが、その後はグループに別れてのグループワークで最後のセミナーまで一回も授業がありませんでした。はじめの一ヶ月半で学んだことからより深く考え質問をグループで決め、それを先生にメールで提出し他のグループとその答えについて最後にディスカッションをするというのが試験でした。先生もとてもアットホームな方で最後のセミナーも楽しく終えることができました。このように授業の回数で言うと他のものよりも少ないですが、その分自分たちで自発的に学習するといった授業が多いと感じます。
日本での出発前オリエンテーションンの時にヨーロッパはスリなどが多く気が抜けないという話やビデオを観ていたので心配していましたが、実際スウェーデンに来てみて本当にのどかで平和でゆったりしていて、犯罪の「は」の字も見当たりません。しかしそれは私が住んでいるのがVaxjoだからということもあると思います。この街はそんなに大きい街ではありませんので人も大らかで優しいと感じます。パトカーや救急車のサイレンをここに来て3ヶ月ちょっとですが私は1回しか聞いたことありません。しかし、首都のStockholmに行った友達は財布をスられました。やはり都会に行くとどこの国もそれなりに犯罪はあると思います。先日、Londonに旅行に行ったのですが人の多さに驚きました。やはりスリなどが多いようで、必ずカバンは自分の前に持って片時も目を離せませんでした。本当にVaxjoが安全すぎて平和ボケしていますが、先日も国際部からのメールでヨーロッパ内のスリなどの犯罪が多発していると聞いたので、旅行に行く際は気を付けます。
リネウス大学では毎年、日本からの留学生による日本の紹介の場としてJapanese Dinner Partyをしています。こちらに長年住んでおられる日本人の教授の方が援助してくださり、企画から運営まですべて留学生で行います。チケットをお客さんに購入してもらうパーティーなのでご飯やパフォーマンスなどはしっかりしたものを提供しなければいけないプレッシャーはありました。食事班とデザイン・広報班とパフォーマンス班に分かれて約2か月前から準備をしました。私はパフォーマンス班だったのですが、日本人の典型的な一生をパロディー風の劇にし、また日本に纏わるクイズ、AKB48やオタクダンスを披露して日本を紹介しました。私は日本で日本舞踊をやっているので、オープニングでは日本舞踊とブレイクダンスのコラボレーションを披露しました。このように各班、各留学生が力を合わせてJapanese Dinner Partyを成功させることができました。外国で出会った日本人と日本のことを一緒に海外の人に知ってもらおうとすることで、改めて日本について考えたり、知らなかったことが学べたように思います。