Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2022年 12月号 経済学部 W.A

留学と語学力 

今月は「留学と語学力」について書きます。この文章はもともと英語力がなくてこれから頑張る人、今頑張っている人に向けて書いています。留学と語学力について一言で言うと、その人次第だと思います。どれだけ語学力をつけたいと思っていても、何もしなければ何も変わりません。何か変えたいならば、行動するしかありません。日本にいても外国人の友達を作ってできるだけ英語を話す機会を作ったりして、英語が堪能な人もたくさんいます。自分の場合は、日本でできることを全て試した上で、最終的に環境を変えたほうがより語学力を習得できると思ったので何度も海外に行くチャンスを作りました。もちろんお金はかかるし、初めは一人で行くので少し勇気は必要かもしれません。でも、海外に挑戦したことが今の自分の語学力もそうですし、コミュニケーション能力にも繋がっていると私は確信しています。個人差はあると思いますが、語学力を持続習得するには短期留学よりもできるだけ長期で留学することをお勧めしたいです。私が初めての留学からこの留学を含めて感じることは、伝えようという気持ちがあれば伝わるということです。初めはもちろん伝えたい内容を100%伝えられていないかもしれませんが、それは何回もチャレンジしていけば上手くなっていくし、相手の話し方から盗めます。直接そのワードが出てこない場合は、他の自分が知っているワードを使って説明すればいいし、伝わるまで諦めないのが大事です。これも短期より長期滞在することでチャレンジの回数が増えて慣れていくので、語学力を得たいのであれば長期で行くべきです。環境を変えるという話をしましたが、私の初めての海外は18歳、高校の冬休みでした。全く話せない状態でアメリカのシアトルとロサンゼルスにツアーで約10日間行きました。なぜ行きたいと思ったのか。部活も引退して大学は推薦で決まっていたので、冬休み何かしたいなと思っていた時に実家にアメリカツアー10日間のパンフレットが届いているのを母親が教えてくれました。きっかけは母親が渡してくれたそのパンフレットでした。そこで英語を話せない悔しさから英語を話せるようになりたいという気持ちが芽生えました。それから大学の春休みを利用してフィリピンのセブ島留学に行ったり、英会話教室ECCに通ったり、大学を1年休学してオーストラリアでワーキングホリデーに行ったりしました。これらの経験を通して語学力がアップし、今の交換留学の内定に繋がっています。私が辿ってきた道を簡単に述べましたが、どのやり方が正しいとかはありません。自分が一番やりたいことに近づくために何を優先するのか、何を我慢するのか、どうすれば良くなっていくのか、考えて一度やってみて違ったらまた方向転換すればいい、と思って私はやっています。上手くいくときばかりではありませんが、毎回楽しんでやるっていうのを心がけています。この文章を読んでくださった中の誰かに響けば良いなと思います。来月は「この留学を振り返って」というタイトルでこのマンスリーレポートを書くので、次月もお楽しみに!


クリスマス

クリスマスは友達14人とベクショーの寮でディナーを一緒に食べて、プレゼント交換をして過ごしました。これまで味わったことのない最高のクリスマスになりました。クリスマスディナーは、それぞれ国の料理を持ち寄ってみんなクリスマス用の服を着てクリスマスの音楽を流しながらイブを楽しみました。4時間かけてキッチンで料理していた友達もいて、どの料理もとても美味しくて、一気にいろんな国の料理をみんなで食べられることが幸せでした。食事をする前にみんなが自分で作った料理をプレゼンしました。集まった国は全部で、ブラジル、コロンビア、ウクライナ、エクアドル、カナダ、インド、アメリカ、キルギスタン、ホンジュラス、韓国、日本。計11カ国の料理が一気に出揃うなんてもうこの先ないかもしれないなと今これを書きながら思っています。クリスマスは元々どこか違う国で過ごしたいなと思っていたのですが、ヨーロッパのクリスマスはほとんどの人が家族と過ごしたりするのでほとんどのお店も閉まっていることが多いようです。旅行にいく際はいろいろ調べていくことをお勧めします。私たちの寮はヨーロッパ人がいないのでみんなで一緒にクリスマスを過ごそうよって言ってくれる子がいたので、最終みんなで集まって一緒に時間を過ごせてよかったです。24日から25日に切り替わる瞬間に年越しのようにカウントダウンをしたことがなかったのでとても新鮮でした。25日になった瞬間にみんなでメリークリスマスって言ってハグしたのは初めてでとても楽しかったです。ディナーをした後にプレゼント交換をしました。シークレットサンタという方式で行いました。簡単にこのシークレットサンタを説明すると、事前にくじを引いてプレゼントを渡す相手をみんな把握しますが、参加者全員誰からプレゼントをもらうのかはわからない状態です。プレゼント交換の直前まで誰からプレゼントをもらうのかはわかりません。僕は初めてこのような形でプレゼント交換をしたので、とてもワクワクしていました。私たち15人のうちの1人が、「プレゼントを渡す時にその人の名前は出さずに、その人とのエピソードを話してみんなでその人を当ててプレゼントを渡そうよ」って言い出したのでそのゲーム形式でプレゼント交換が始まりました。初めて出会った時のエピソードを話す人もいれば、みんなを笑わせるトークをする人もいれば、感動トークをしてくれる人もいてみんながどう感じていたのかはわかりませんが、私にはグッとくるものがありました。プレゼント交換がこんなに感動するとは思っていませんでした。この人たちと一緒に時間を過ごせば過ごすほど、もっと一緒にいたいと思わせてくれるので本当に出逢えてよかったなと心から思います。プレゼント交換が終わってからもみんな名残惜しくてリビングで話したり、一緒に踊ったりしているといつの間にか朝の5時でした。みんなこうやって仲良しだけれど、それぞれ帰国の日程が違ったり旅行に出かける人もいるので、言葉には出しませんがみんながみんな一緒に過ごせる最後かもしれない今この瞬間を大事にしているような、そんな感覚がありました。最高のクリスマスを最高の友達と過ごすことができてよかったです。みんなにありがとうの気持ちでいっぱいです。クリスマスの感想のようになってしまいましたが、これから留学をする人も寮でいろんな国の友達に出会えると思うので、クリスマスの過ごし方は人それぞれですが、みんなでクリスマスディナーやプレゼント交換など企画してみてください。


寮の目の前にある大きな湖が凍った日

寮でのクリスマスディナー