Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2022年12月号 国際学部 S.S

①留学と語学力

今回はスウェーデン留学を通しての語学力の話をしたいと思います。スウェーデンに来て英語がどれくらい伸びたのかは実際にtoeicとかのテストを受ければ正確な数字は出ると思いますが、感覚的に言うと急に英語を話さないといけない状況に抵抗は無くなりました。特に前期は寮に日本人が全然いなかったので日本語を話さない月などざらにあり、1人で旅行していた夏休みは2ヶ月間(独り言と両親との電話以外)は日本語を話していません。ネットフリックスも英語字幕があると大概のものは見れるようになり、英語でリーディングもいまだに分からない単語なんて溢れるように出てきますが、それでもざっくり早く読めるようになったと思います。もちろん英語の国に留学する方が電車に乗ってる時もスーパーも全部英語なので英語を伸ばしたいとなれば英語圏の方がいいのかなと思います。だがしかし!スウェーデンの人たちはおばあちゃんから子供たちまで(全員とは言いませんがほとんど)流暢に英語を話せるので、『英語圏じゃないところがいいけど英語を話せる人たちの国に行きたい人』にはスウェーデンは丁度いいんじゃやないかなと思います。リネウス大学にもアメリカ人の留学生や、特に多いのはドイツの留学生で、ドイツの留学生はアメリカ人よりも早口で流暢に英語を話すので、なんでと思いますが、アメリカ人の友達も同意するほど彼らはもうベラベラと話します。なので、過ごし方によっては英語圏に留学するのと同じくらい効果のある留学生活になると思います。

②自由テーマ

今回はクリスマスから年末年始にかけてのことを書きたいと思います。23日くらいから年越しまでは街や友人の家で何かしらのイベントがあり、楽しい嬉しい忙しいを詰めた年末でした。クリスマスには友人のスウェーデンおばあちゃんの家に招かれてクリスマスディナーに参加したり、教会のルチアのイベントやクリスマスの伝統劇(by子供達)を見に行ったり、街のレストランが無料でランチブッフェを開催するとのことでランチしに行ったりしました。年越しには仲良くしているスウェーデン母の家のディナーに参加し、夜中の12時に打ち上げ花火を見ました。スウェーデンの家では、どこもかしこも打ち上げ花火を上げるのが伝統で、約20分くらいの間そこかしこで上がる打ち上げ花火を見ました。ミニ花火大会くらいで本当に綺麗でした。

クリスマスのディナーではスウェーデンの伝統料理をたくさん食べました。私のお気に入りはLUTFISKという魚で、サーモンとはまちと対になりそうです。魚なのに茹で卵の味がする不思議な魚で本当に美味しかったです。クリスマスの日も年越しの日も色んな人と喋りに喋ってみんな優しくほっこりあったかクリスマスでした。日本の年越しとスウェーデンの年越しは優劣をつけ難いですが、クリスマスは断然スウェーデンです。都会でショッピングが!彼氏との素敵ディナーが!クリスマスコフレが!一体なんて言うんだ!!!と去年までの自分に言ってやりたい思いです。特にクリスマス時期は飛行機も高く、ロンドンにでも行って散財だ!と考えていた案を選ばなくて本当に良かったと思います。この1年間特にそうですが、イベントごとで人の優しさや温かさを感じる1年でした。日本でも豪華ディナーを食べることはありますが、スウェーデンやヨーロッパの人たちは美味しいものを食べることはもちろんですが、人との会話をとても大切にしているように思います。なのでご飯を3時間とかかけて食べるのもごく普通で、日本にいた時は考えられませんでしたが、個人的にはヨーロッパのゆっくりディナーの方が好みだと言うのが嬉しい発見です。日本でもちょっとずつ広めていこうかなと思います。

新年の花火

クリスマスのイベントや外の景色