授業紹介
Older people in modern society
この授業はタイトルの通り、現代の高齢者に関しての授業です。私たちのクラスは自分を含め4人という少人数で授業が行われました。自分以外の3人は、アメリカ人が1人とベルギー人が2人でした。このクラスでは、基本的に先生が1人と固定ではなく、毎回違う先生がクラスにきて授業をしてくれます。週2回で1回の授業は90分×2回です。曜日は週によって違い、火曜木曜で行われる週もあれば、月曜金曜で行われる週もありました。課題として課されたのは最終のWritten paperのみでした。これは現代の高齢者に関連のあることであれば何でも良いというものでした。この授業は、9月1週目から10月の1週目までの期間で、この期間にいろんな先生の授業を聞いて自分が最終レポートに書くトピックを決めていくという流れです。私は、トピックとして日本の高齢化社会の将来についてレポートを書きました。クラスメイト同士でトピックについて話し合った結果、それぞれ自分の国について書いた方がお互いの国のことをもっと知れていいよねっていう風になったので、それぞれ自分の国にフォーカスしたトピックを選びました。授業はスウェーデン人の先生ばかりなので、スウェーデンの高齢化の現状であったり、ホスピタリティやメンタルヘルスなどさまざまな観点からスウェーデンという国についてさらに知れたように思います。授業では先生が区切りのいいところまで話をしてそのあと私たちの国はどうのような感じなのかなど聞いてくれたりするので眠くならず、授業を受けることができました。ここまで少人数の授業は初めてでしたが、クラスメイトとも仲良くできて先生との距離もかなり近くやりやすかったです。
Social relations, conflict management and leadership for upper secondary school teachers
この授業は、今受けている授業で1回2時間の週2回行われています。基本的にクラスメイトは将来学校の先生を目指している人がほとんどです。私はこの2nd termで他の授業を取る予定だったのですが、抽選で落ちてしまったのでこの授業を取ることになりました。この授業の90%は先生が1人で喋っているだけなので、正直結構退屈な授業です。私の個人的な感想はさておき、この授業は10月1週目から11月初めまでの約1ヶ月間の授業です。今のところ3回のうち2回のセミナーが終わっており、1回目はグループプレゼンテーションで私の発表では「性別格差、国別で産休の期間」をテーマに、2回目は全体ディスカッションで「社会環境が教育にどのような影響をもたらすのか」をテーマに発表をしました。3回目のセミナーはまだ何をするのかわかりません。Written examについてもまだ詳しくは公表されていないのですが、今のところわかるのはこのくらいだと思います。
Residence permit (VISA)について
Residence permit は、スウェーデンに3ヶ月以上滞在する場合必要になるVISAの一種で、基本的に1年の交換留学をする私たちは申請する必要があります。申請は全てオンラインとなっており、移民局のホームページから申請ができます。必要になるものは、大学の入学許可証 (授業履修証明書)、銀行口座の残高証明、保険加入証明、パスポートなどです。期間は1年で申請していたのですが、私の場合半年しかVISAがおりず6月で1度Residence permit の有効期限切れてしまったので、5月に新しくまた次のセメスターの履修登録が完了してから同じように5月末に延長届けを申請しました。もう再申請をしてかれこれ5ヶ月経過するのですが、いまだにResidence permit のカードは手元に届いていません。Residence permit の受け取りや期間には個人差があります。ここで私が何を言いたいのかというと、Residence permit は申請してから受け取るまで結構時間がかかるということです。自分はできる限りはやめに申請していたのですが、いまだに届いていないのでとにかく何でもできることは早めに済ませておいた方が良いです。Residence permit の申請が通れば、申請時に指定した住所に封筒が届き、それを持って近くの移民局へ行って指紋と顔写真を取ります。ベクショーにも移民局があり、予約なしでもいけますが長時間待たないといけないので、ベクショー移民局ホームページから予約して行った方がスムーズだと思います。
留学生活も残り3ヶ月
今月が終われば、もう残り約3ヶ月弱の留学生活となります。2022年の1月にスウェーデンに来てすでに9ヶ月ほどが経ちました。このマンスリーレポートの最後には、「留学生活を振り返って」というタイトルで文章を書くと思うのでここでは書きませんがここまでの「留学生活で感じていること」を少し書きたいと思います。
私の留学生活では日本で生活している時よりも、授業が少なく何もしなければフリーな時間が多いです。そのフリータイムをどう過ごすかは本当に人それぞれです。ウォーキングをする人、友達とカフェに行く人、ジムに行く人、学生ながらもすでにフルタイム並みに仕事をしている人、バイトをしている人、、、他にもたくさんあると思います。このフリーの時間に何をするのも全部自分の選択であり、自己責任です。生活している中でたくさんの選択肢があり、みんな今やっていることをしています。例えば、ただ単に朝ごはんを食べるというのも一つの選択で、朝ごはんを食べずにジムに行く人、散歩を行く人もいます。無意識ながらこれも選択をしています。
今回なぜこれを書こうと思ったのかというと、留学をするということがゴールになっていて、いざ留学にきて何をしたらいいのかわからないという人を何人かみてきて、もしかしたらこれから留学する人の中にも同じような心境に陥る人がいるかもしれないと思い、少しでも助けになればいいなと思ったからです。時間を無駄にしているという感覚があるなら、それは変えた方がいいだろうし、毎日同じことの繰り返しなら1日のどこかに少しの変化(友達とカフェに行ったり、一緒にカフェに行ったり、小旅行に出かけたり、いつもと違う道を通ってみたり)を付ければ毎日が違う毎日になるだろうし、小さなことを少し変えるだけで何か新しい発見があったり、新しい出会いがあったりします。せっかく得た留学生活というかけがえのない時間をずっと部屋で過ごすのは勿体ないと思います。毎日じゃなくても、「外に出る」ということが「時間を無駄にしている、何をしたらいいのかわからない」というネガティブな感覚を打破してくれると思います。何をしたらいいかわからないのではなくて、何をしたらいいのか探す感覚で外に出ればいい。広いアンテナを張った状態で、たくさんの人に会って少しでもそれをやってみたいと思えばすぐにやってみればいい。それから聞いた情報をすぐに消費した方がいい。私もよく後でやろうと興味を持ったことを温めておくことがありますが、温めておく必要はありません。その時の感情を大事に、やらない言い訳を考える前に実行した方がいいと思います。少し時間を置くと、人はやらない言い訳を考えてしまうと思います。
私が最後に言いたいのは何でもやってみないとわからないということです。いくら好きでも行ってみるとそこまで楽しくなかったり、その逆であまり興味ないと思っていたものが意外としっくりきたりする。やってみてわかることが多いと思うので、食わず嫌いにならず迷っていることにチャレンジすることが今の自分を変えてくれると思います。私は残すところあと3ヶ月となりましたが、卒業後の進路も考えながら残りの留学生活を楽しみたいと思います。